~第6章~
「鰆のロースト水晶文旦のソース」
『グランメゾン東京』は、第6話「鰆のロースト水晶文旦のソース」に入りました。
物語の展開としては、「トップレストラン50」のコンテストが、東京で行われる事になりました。
その「トップレストラン50」への参加要請を『グランメゾン東京』と、ライバルである、尾上菊之助さんが演じる、丹後学がシェフを勤める『gaku』が受けるのでした。
パリの「エスコフィユ」の、2つ星レストラン。
かつて、パリの「エスコフィユ」で、2つ星を獲得していた、木村拓哉さんが演じる尾花夏樹が、パリでの日仏首脳会談の昼食会で提供した料理に、
ナッツ類のアレルギー素材が入っていたことから、傷害事件まで引き起こした尾花夏樹でしたが、
このままでは終われない、と言う強い思いが『グランメゾン東京』の開業に繋がっています。
尾花夏樹の名言。
絶対的な腕と舌のセンスの持ち主。
主人公の尾花夏樹は、自分の腕と舌のセンスに、絶対的な自信を持っていて、料理のためなら、どんな犠牲もいとわない人物です。
彼はおいしい料理を作るためには、どんな仕事に対しても、妥協は許しません。
尾花夏樹の言葉。
料理に妥協を許さない、木村拓哉さんが演じる尾花夏樹が、こんなことを言っています。
「料理を作るのに、何時間掛けたと言った事は関係ない。お客さまが、おいしいと思って、味わって頂くことがすべてだ。」
この言葉に、仕事の本質があるように思います。一生懸命に仕事をにやったのに、結果が伴わない事があります。
自分ではこんなに努力をして来たのにと、嘆くかも知れませんが、仕事の評価をしてくれるのは、上司や、社長さんではなく、お客さまなんです。
仕事とは、人の役に立つことをする事なんじゃないでしょうか。人の役に立つ、人に喜んで貰える事に対して、対価として給与や、収入があるのではないでしょうか。
芦田公一役の憲一郎さん。
下働きのアルバイト。
第6話では、尾花夏樹の下働きとして、シェフを目指している、芦田公一役の、憲一郎さんが話しのカギを握ります。
憲一郎さんは23歳で、父親が佐藤浩市さん、祖父が三國連太郎さんの俳優一家です。三代続く俳優の家系に驚きました。
そう言えば、10年以上前でしょうか、港区青山の裏通りで、三國連太郎さんを、お見掛けしたことがありました。
品のいい、ベージュ系のジャケットを身に着け、あの映画で見るような歩き方でした。
その光景が、現実離れしていて、まるで、映画のワンシーンのようだったんです。
トップレストラン50.
「トップレストラン50」の勝負のレシピ。
芦田公一は、尾花夏樹から下働きをさせられるだけで、調理に携わせて貰えないことや、認めて貰えないことに不満が爆発し、
尾花夏樹らが、「トップレストラン50」のために開発した勝負の「鰆のロースト水晶文旦のソース」のレシピを、『gaku』のオーナーに買収され、情報を流してしまうのでした。
しかし、尾花たちの仕事に対する、ひたむきな思いに感動し、自分の犯した過ちを謝罪します。
そして、勝負のレシピを、競争相手に渡してしまった事について、酷く落ち込んでしまうのですが、尾花たちは笑いながら冷静でいたのでした。
レシピなんか渡したところで、同じような料理を作れる筈が無いんだ。素材に対する火入れの仕方、一つをとっても、自分たちが肌で感じて作っていると言い放つのでした。
そして、料理に対する、絶対的な自信を持っていて、こんな風に言い放つのでした。
尾花夏樹の名言。仕事の流儀。
尾花夏樹の言葉と、3つ星への決意。
「三ツ星、狙うなうんだったら、自分で本物を生み出すしかねえんだよ」
と言う、尾花夏樹の一言に、是が非でも、この『グランメゾン東京』を、三ツ星レストランにしてやると言う、強い意思が表れていると思いませんか。
何故なら、自分で、自分を信じられないなら、それは始めから、叶えられない夢なのでしょう。
普通の料理人であれば、教えられたことを、忠実に真似することで、ある程度の料理の評価は、受けられるかもしれません。
しかし、頂点に立つ覚悟で仕事をするならば、そこには、オリジナリティが無ければ、その世界の専門家たちからは、認めて貰えない世界だからです。
それには、知識と技術を高め、自分の精神を高め、妥協を許さない、そんな環境を、自分なりに、作り出さなければならないかもしれません。
見えない世界を目指す。
トップに立つ覚悟。
どんな世界でも、トップに立たなければ、見えない世界がある筈です。
それは、その世界でトップに立った自負と共に、それを必死に守り続けなければならないと言う、覚悟が必要ではないかと思います。
だから、更に自分の中で研鑽を重ねて、今まで誰も遣った事がないものを、作り出そうとするオリジナリティが、出来るか否かに掛かっているんじゃないでしょうか。
だから、2位じゃダメなんです。1位じゃないと。
「『グランメゾン東京』ネタバレあらすじ6話尾花の仕事の流儀 」への3件のフィードバック
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