~第9章~
「トップレストラン50」コンテスト。
『グランメゾン東京』も第7話に入り、物語の展開としては、「トップレストラン50」のコンテストが、東京で行われる事になりました。
その「トップレストラン50」への参加要請を『グランメゾン東京』と、
ライバルである、尾上菊之助さんが演じる、丹後学がシェフを勤める『gaku』が受けるのでした。
仕事と家庭の重要度。
「トップレストラン50」の10位への挑戦。
主人公の尾花夏樹は、「トップレストラン50」に入るために、新メニューの開発に、自分の腕と舌のセンスを駆使し、どんな犠牲もいとわず、日々苦闘しています。
そんな中、人気WEB料理研究家の、相沢瓶人役の及川光博さんの行方不明だった妻のエリーゼが、パリからやって来て、愛娘のアメリーを、パリに連れ帰ると迫るのでした。
それに激怒した尾花夏樹が「トップレストラン50」の10位を超えれば、アメリーを、パリに連れて行かないように迫ります。
その背景には、かつて、パリの「エスコフィユ」で、2つ星を獲得していた、尾花夏樹でしたが、ミシュランの2つ星は、獲得していましたが、
3つ星には届いておらず、3つ星獲得のために、相沢瓶人に犠牲を強いていたことを、エリーゼは、疎ましく思っていたのです。
「エスコフィユ」での「トップレストラン50」の最高順位が10位だったので、それを越えなければならなくなったのです。
そして、パリの「エスコフィユ」でも取れなかった3つ星を、『グランメゾン東京』で取れる筈がないと言い放つのです。
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尾花夏樹が目指す、ミシュランへの道。
ミシュラン3つ星の定義。
尾花夏樹が執念を燃やして挑戦している、3つ星の定義とは何なのでしょう。こんな基準で、ミシュランの星の区分が、なされているようです。
★(1つ星) その分野で特においしい料理。
★★(2つ星) 極めて美味であり、遠回りをしてでも訪れる価値のある料理。
★★★(3つ星)それを味わうために、旅行する価値のある卓越した料理。
このように、かなり厳しい基準があるようです。
ミシュラン3つ星の重み。
フランス2010年版に、掲載された3,453軒の中から、26軒が3つ星になっているようで、ミシュラン掲載店の0,75%のレストランに、3つ星の称号が与えられているようです。
パリの「エスコフィユ」時代、家庭を還り見ないで、3つ星獲得を狙っていた尾花たちに、エリーゼは、夫の相沢瓶人に犠牲を強いていた、尾花夏樹を恨んでいました。
パリの「エスコフィユ」でも、叶わなかった3つ星を『グランメゾン東京』で狙うことで、また、相沢瓶人に犠牲を強いるだけと思っています。
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永遠のテーマ、仕事と家庭どちらが大事。
私と仕事どちらが大事!
夫婦の喧嘩の原因の上位に来るのが、「私と仕事どちらが大事」こんな会話ではないでしょうか。「私を取るのか、会社を取るのか」は、永遠に結論の出ないテーマです。
仕事にのめり込んでゆく夫、それを耐えるしかない妻、こんな構図でしょうか。でも、夫たちは、好き好んで仕事に没頭しているのでしょうか。
この、仕事を取るか、家庭を取るかには、結論がでません。
仕事をしなければ、生活費の源泉を手に入れられません。家庭を優先すれば、思い描くような収入が、得られなくなる場合が、あるかもしれません。
仕事と家庭の両立、仕事を家庭に持ち込まない、仕事だけが人生じゃないなど、多くの言葉があり、多くの人たちが悩んでいるのでしょう。
だから、夫婦間の永遠の戦いが、続くことになるのでしょうし、妻の理解を得るのは難しい事なのでしょう。
こんな考え方をするのは、日本人だからなのでしょうか。
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個人主義は、個人の権利と自由の尊重。
個人主義の確立。
欧米のように。個人主義が確立されている社会では、自己と言うものをしっかりと持っているでしょうから、こんなことは起こらないのでしょうか。
個人主義は、国家や社会の権威に対して、個人の権利と自由を尊重することで、元々は、啓蒙主義に対する、非難の意味があったようです。
個人が、至高の価値を有すると言う道徳原理、自主性、プライバシーなどの観念が、結び付いて出来たようです。
そして、この個人主義が確立されているのは、イギリス、カナダ、アメリカ、オランダ、北欧諸国などのようです。
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夏目漱石の『私の個人主義』。
夏目漱石の英国留学はつらい留学だった。
文豪、夏目漱石が『私の個人主義』を刊行していますが、若き漱石が、英国留学をした際に、
極東の島国からやって来た、留学生の漱石にとっては、英国は決して住み心地の良い国では、無かったようです。
しかし、子供の頃から、自分の自由を愛すると共に、他人の自由を尊重する、そんな社会的教育が行われている、社会があることに感銘を受けています。
個人主義の対極は、集産主義。
個人主義の対極に位置するのは、集産主義です。昔は、暮れの忘年会、新年会に始まり、社内旅行、運動会、野球大会など、多くの行事を、各企業は競ってやっていました。
それが、組織の一体感の創出だとして、全員出席が当たり前で、休日の多くを「会社のために」ということで、駆り出されていたのです。
確かに、仕事は自分一人では出来ません。チームワークが必要なことは確かなことです。でも、どこまで、自分が犠牲にならなければならないかが、問題なんじゃないでしょうか。
仕事は、何処まですれば仕事なのか。
仕事をする意味は。
仕事は、何処まですれば仕事なんでしょうか。それを、認識するには、仕事の評価を、誰がするのかを考えて見ることです。
仕事の評価をするのは、上司や、社長でしょうか。しかし、あなたの会社が、行っている仕事の評価は、お客さまがしているのです。
だとすれば、あなたの仕事の評価も、お客さまがしていることになります。
人の役に立つ仕事とは。
仕事は人の役に立つことをするから、仕事なんじゃないでしょうか。すると、人に喜んで貰うためには、普通の努力をしているだけで、お客さまは喜んで頂けるでしょうか。
お客さまを感動させるには、それ相当の努力や、それに費やす時間が、必要かもしれません。
それをする事で、その人の仕事振りを、評価出来ると言う、勲章を貰えるのでしょう。
しかし、仕事に没頭しすぎていては、家庭を顧みない存在になってしまいます。
だから、「私と仕事どちらが大事」「私を取るのか、会社を取るのか」は、永遠に結論の出ない、テーマになってしまいます。
個人主義の先進国では、「私と仕事どちらが大事」と言う会話自体がないのでしょう。
「トップレストラン50」表彰式。
ドラマでは、「トップレストラン50」の表彰式が始まりました。今まで日本のレストランが、このコンテストで20位以内に入った事がありません。
各国の有名レストランが、次々と「トップレストラン50」に選出され、栄誉を甘受して行きます。
発表が続き、『グランメゾン東京』は、レストラン開業から1年未満で10位となり、周囲からは、ありえない事だとしながらも、高く評価されたのです。
しかし、ライバルの『gaku』が8位になり、尾花夏樹は、10位を超えられなかった事に、悔しがるのでした。そして、尾花夏樹と『gaku』に戦いが、更に続いて行くのでした。
「トップレストラン50」で10位入賞を、尾花たちは成し遂げましたが、相沢瓶人の愛娘アメリーは、エリーゼと共にパリへ旅経って行くのでした。
その時、アメリ―が出発間際のバスから降りて来て、相沢に「ママが待っているからって」と囁くのでした。
「『グランメゾン東京』ネタバレあらすじ7話.仕事と家庭の両立」への1件のフィードバック
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