『半沢直樹2』セリフ名言ダイジェスト~最終回続編ネタバレ



『半沢直樹2』セリフ・名言ダイジェスト版

7年振りの『半沢直樹』は、好調なスタートを切り、抜群の面白さを発揮しています。

「やられたらやり返す」正に、その言葉通りの展開で、ハラハラドキドキ感が、半端ありません。

ドラマの中のセリフを、ダイジェスト版として、凝縮して見ました。

半沢直樹まとめ記事エッセンス一覧


目次。

第1話。電脳雑伎集団の時間外取引。

第2話。白馬の騎士ホワイトナイト…

3話。検査官片岡愛之助登場。

4話。大和田との共闘と帝国航空。

第5話。帝国航空の再建。

第6話。帝国航空再建と金融庁検査。

第7話。最恐の敵は誰だ。

第8話。半沢直樹が大和田が連帯。

第9話。3人まとめて1,000倍返しだ

最終回。MVPは白井大臣だった。

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第1話。電脳雑伎集団の時間外取引。




スパイラルの買収計画。

半沢直樹は部下の営業企画部次長・諸田洋一が会社を裏切り、

親会社の東京中央銀行の伊佐山証券営業部長に、情報を漏らしていたことを突き止めます。

そして、明日の早朝に全員のパソコンのメールを調べると、情報を流したところ、

慌ててデータを消そうと出勤した、諸田洋一の部下の三木を取り押さえて自白させたのです。

「三木、言え!すべてを話して貰おうか

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伊佐山証券営業企画部長の悪態。




真相を突き詰めた半沢直樹に対して、伊佐山はこう悪態をつきます。

「こっちは買収情報なんか受け取った覚えはない。そんなメールは端から存在しちゃいねぇってことだ。オメエもそうだったな、諸田。」

「オレにメールなんか送っちゃいないよな?それこそ、テメエたちが勝手にでっち上げた偽装メールなんじゃねぇか?」

といながら、半沢直樹が、プリントアウトした、メールを破るのでした。

「残念だったなぁ、半沢。むしろ、オレたちに感謝してもらいたいぐらいだ。こっちは親会社として、テメエたちのお粗末な対応を尻ぬぐいしてやったんだ。帰るぞ!」

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筋を通さない銀行への恨みと反発。



東京中央銀行からの横取り。

東京セントラル証券が、最初に電脳雑伎集団からのアドバイザー契約のオファーを受けましたが、

親会社の東京中央銀行が、奪ってしまったことに対して、半沢直樹は発します。

「対応の遅れで契約を破棄されるのと、銀行からの横槍でそうされるのとでは、意味がまるで違います。」

「こちらがスキームの中身で勝負をする前に、あなたたち銀行はメインバンクの立場を使って強引に顧客を奪い取った。

我々子会社に何の断りもなく、仕事を横取りしたんです。筋を全く通していない。」

「天下の東京中央銀行が、これではまるでヤクザの手口だ!」



それに対して伊佐山は、

「どんなにイキがろうが、どの道、おまえはセントラルからも追い出される。銀行員は人事には逆らえない。半沢、おまえ、もう、終わりなんだよ」

理不尽な伊佐山に対して、半沢直樹はこう発します。

「何かあれば人事、人事と先生に言いつける小学生のようだ。証券営業部の部長がそんなことしか言えないとは、情けない。

人事だろうと何だろうと、好きにすればいい。私はこのまま終わらせるつもりはありません。

この借りは必ず返します。やられたら、やり返す。倍返しだ!それが私の、モットーなんでね」

そんな中、半沢直樹の同期、渡真利の言葉に、自分を見つめ直す半沢直樹がいたのです。

「お前の銀行員人生、それでいいのか!」

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第2話。白馬の騎士ホワイトナイトは誰だ。




東京セントラル証券の情報を、東京中央銀行に流し、

それによって、銀行に戻れることになった諸田に対して、半沢直樹が叫びます。

「諸田、みんなに謝れ、最後のチャンスだぞ、そうしないと、後悔することになるんだぞ!」


7年振りの大和田との再会。




東京中央銀行の大階段。

伊佐山と別れ、東京中央銀行を後にするシーンで、大階段を下りていくと、1階には、7年振りの、大和田の姿がありました。

「これはこれは半沢君じゃないか。それ(紙袋)は伊佐山君からのお使いかな?大型買収は召し上げられて、代わりにゴミ案件か。悲しいねぇ~。」

「子会社の手柄は親会社のもの、親会社の失敗は子会社の責任。」

銀行とはそういうところだ。しかも君、その責任を取らされて飛ばされるそうじゃないか。」

「1度ならず2度までも出向とは、君も運のない男だ。何なら、私が何とかしてあげようか?」「私から人事に口を利いて“やって”もいい。ま、ま、君の態度次第だがね~」



半沢直樹が応えます。

「お心遣い、ありがとうございます。ですが、お断りいたします。あなたの愛弟子だった伊佐山部長も、三笠副頭取に、乗り換えたそうですしね」

「自分の身は自分で守ります」

それに対して大和田は、

「はい、残念でした。そんなものは守れませんっ!組織に逆らったらどうなるか、君が一番よく分かっているはずだ。」

「私はどんな手を使っても生き残る。だが君はもう、おしまいです。お・し・ま・い・DEATH!」

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伊佐山の詫びろ!詫びろ!詫びろ!



半沢直樹から邪魔をされたと、怒りをあらわにする伊佐山は、

「セントラルが抱えている、銀行からの案件はすべて引きあげさせて貰おう」

「自分がどんなにバカなことをしでかしたか、その身をもって思い知るがいい」

「黙ってないで頭の1つも下げたらどうなんだ」

「聞いてんのか?」「詫びろ!」

「詫びろ、詫びろ、詫びろ、詫びろ、詫びろ、詫びろ半沢!」

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3話。検査官片岡愛之助登場。




半沢直樹が部下の森山たちの語りかけます。

「これからが本当の勝負だ!」

弱者が強者に勝つ秘訣は、攻め続けるしかない」

証券取引等監視委員会事務局証券検査課検査員の黒崎駿一(片岡愛之助さん)による、東京セントラル証券への検査が入ります。

「随分と『おイタ』してるんじゃないの?」「アタシが代わりにお仕置きしてあげる。只今より、検査を行います。よ・ろ・し・く・ネ」

彼は、パソコンからごみ箱まで、徹底的に検査を行って行きます。そして、半沢直樹のデスクのパソコンを見て、

「これ、直樹のよね」

半沢は自分のパソコンを調べられると分かると、珍しく焦りを見せたのでした。

「相当めちゃくちゃ激しくヤバいぞこれは!」




「直樹がね、ネットでおちおちかくれんぼ どんなに上手にかくれても、私が…」

突然、童謡『かわいいかくれんぼ』の替え歌をうたい始めたのです。しかし、隠しフォルダが見つから無かったことから、

「半沢、やって呉れたわね!」

「銀行の誰かさんの告げ口で、ここに来たのではないでしょうね」

「それはもういい、行くわよ、また、会うわよ」

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4話。大和田との共闘と帝国航空。




勝ち組、負け組の言葉は大嫌いだ」

半沢直樹は、東京セントラル証券のロスジェネ世代の森山たちに語り掛けます。

勝ち組、負け組の言葉は大嫌いだ」

「自分の仕事にプライドを持ち、達成感を持っている人は勝ち組だ」

半沢直樹は、伊佐山に話があって訪問しますが、伊佐山は出て来ません。そこで伊佐山宛のメモを諸田に渡します。

「メモを伊佐山に必ず渡せ!」



東京中央銀行では、帝国航空の再建策に対して、新たなプロジェクトチーム体制の草案が動き出していたのですが、

そこには大和田の名前はなく、伊佐山の名前があったのです。その草案を見た大和田は、

「君の名前だけは、しっかりはあった。お前は私を裏切ったのか!

それに対して伊佐山は、

「お前の土下座のせいで、どれだけ煮え湯を飲まされてきたことか。土下座野郎!」

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運命の東京中央銀行の役員会。


午後1時開始。

半沢直樹は明日の東京中央銀行の役員会に運命を懸けていました。そして森山に語り掛けます。

「明日は天王山だ!」

「一番厄介なのは、敵が自分自身の時だ。正しいことを正しく行う。ひた向きに、誠実に働いて、正しく評価して貰こと」

「仕事は客のために、ひいては社会のために。自分のためにした仕事は、醜く腐って来る。敵はいつも自分自身だ!」

「これから、ある人に会いに行く。敗れれば出向だ。たぶん地方だ…」

半沢直樹は、大和田に頼みます。

「500億円の融資を止めたいので、それに力を貸して貰いたい」

「子会社のお前なんかと、誰が手を組むか! 死んでも嫌だね」

車で立ち去ろうとする、車の前に立ち塞がり、運転手に対して、怒鳴りつけます。

「うるせい、エンジンを切れ!」

「あなたこそ負け犬だ。私はあなたを見返す鍵を握っている。私を利用しませんか?」

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役員会で伊佐山、三笠副頭取を糾弾。




「電脳の粉飾を見抜けていない

東京中央銀行の役員会が始まりました。

「この稟議には、重大な欠陥がある!ごみ箱からは、ゴミでしか出てきません」「ゴミ扱いではない、ゴミだと申し上げている」

「この稟議にはゼネラル電設について、なに1つも触れていない。300億円で事業譲渡されているが、100億円の資産価値しかない」

「電脳の粉飾を見抜けていない

頭取が語り掛けます。

「良く戻って来て呉れた。君にやって貰いたい仕事がある。帝国航空の再建だ!


第5話。帝国航空の再建。




帝国航空の再建案を作成しますが、その内容が、帝国航空の社内にリークされてしまいます。

帝国航空の財務担当役員永田宏(山西惇さん)が、内部情報をリークした疑惑が浮上し、半沢直樹と屋上で、激論を交わすシーンが印象的です。

「近づくな!」「あなたからは腐った肉の臭いがする」

帝国航空のメインバンクである、開発投資銀行の企業金融部次長・谷川幸代(西田尚美さん)から呼び出しを食らい、嫌味を言われる展開となります。

それに対して、半沢直樹は言い放った言葉。

「貸すも親切、貸さぬも親切」



帝国航空の再建を邪魔する役員。

半沢直樹は、永田宏に叫びます。

「帝国航空を見くびらないで貰いたい。誇りを持って働いているんだ」

「永田!お前だ、同じ東京中央銀行のお前は、バンカー面(ズラ)して、ここにいる資格はない。出て行け!」

山西淳さんは『相棒』では、お人好しな角田課長を演じていますが、嫌われ役に徹した演技が見ものでした。

政府側の再建チームのリーダー乃原正太(筒井道隆さん)は、常に相手を小馬鹿にしたような高圧的な態度を取り、タスクフォースに出向いた半沢直樹が、

名刺を差し出し、自己紹介したその名刺を、乃原正太は右手だけでつまみ取り、箱に投げ入れ、銀行に対する一律7割の債権放棄を通告し、即、検討と回答を要求します。

「なんだ、その不満そうなお顔は。おまえだろ、裏でコソコソ再建案を作ってんのは。

銀行はしょせん、こういう案件についてはドーシロー(素人)なんだからさ、

外で見てりゃいいんだよ。我々のやり方に口出しできるほどのノウハウなんか、どこにもねぇだろうが」

それに対して、半沢直樹は

「当行の正式回答なら既に決まっておりますが。我が東京中央銀行は債権放棄を拒否いたします」

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第6話。帝国航空の再建と金融庁検査。

政府側の再建チームのタスクフォースから、東京中央銀行は債権放棄をするよう迫られます。

一方、帝国航空の再建は思うように進んでいません。そんな中で、白井大臣の策略により、金融庁検査が、入る事となったのです。


黒崎駿一(片岡愛之助さん)の言葉。



金融庁に戻っていた黒崎駿一。

半沢直樹が、銀行に復帰したことを知らなかった黒崎駿一は、半沢直樹を見つけるなり、歩み寄り

「あなた、いたの?さては電脳の粉飾を見破ったおかげで、こっちに返り咲いたってわけね。あたしと一緒!」と左目ウインクし、

「急遽、呼ばれちゃってね。正直いい迷惑だったんだけど、あなたが担当者だなんてね~。おかげで、ファイト満々よ!」と、敵愾心を見せたのでした。

そして金融庁ヒアリングで、「150億円の追加融資したわよね。…あなた方の目は節穴なよ」「状況説明書を提出して!」



それに対して、半沢直樹は、「過去の金融庁検査でも、承認いただいております。その件についても、詳しく状況説明書に書かせていただきます」

そして、焦点は、過去の書類の中に帝国航空の再建策のシナリオを、意図的なでっち上げの、重大なミスがあったと主張する、金融庁側との対立になって行きます。

検証するための時間を「1時間だけあげるわよ」

しかし、1時間経っても経緯が判明せず、事態は変わりませんでした。

その時、半沢直樹が担当する以前に、帝国航空の再建を担当していた審査部次長の曾根崎(佃典彦さん)によって、帝国航空側のミスだったことが判明されました。

これに対して黒崎駿一は「強運の強いこと!」しかし、半沢直樹は、帝国航空の「山下さんは何かを隠している」と感じるのでした。

頭取室での対決。


半沢直樹と曽根崎の言い分。

半沢直樹はと曾根崎の両者の言い分が食い違い、これが東京中央銀行の金融庁検査にとって、重大な岐路になることから、二人は頭取の前で説明を求められます。

曽根崎はデータをミスしたのは、帝国航空のせいだと主張しますが、

半沢直樹は、帝国航空の財務部長の山久登(石黒賢さん)から預かった、音声データを証拠として提出したのです。

そこには、曾根崎が帝国航空側のミスにするよう迫る、音声が残されていたのでした。

半沢直樹は発します。「このきちがいメ、お前には分かるのか…企業再生とは、そういうものだ。お前のような奴が、銀行をこの組織を腐らせる!」

そして変わり身の早い大和田は、東京中央銀行審査部次長の曾根崎雄也に、土下座を命じたのでした。「頭取に深く、ふかーく、謝罪すべきだ」と指で土下座を迫りました。

そして、東京中央銀行に対して、金融庁から「業務改善命令」が発出され、頭取が頭を下げたのでした。

「俺は、絶対に帝国航空を再建させてみせる。やられたら、やり返す、倍返しだ。まずは、この銀行にいる裏切り者をあぶり出す!」



第7話。最恐の敵は誰だ。



東京中央銀行の役員会の攻防。

スカイホープ航空の新路線の認可が突如、取り消される事態になった要因が、開発投資銀行の、融資打ち切りだったと言う事実が判明します。

それは、政府系の銀行が、国策で行おうとしている債権放棄案に対して、政府に逆らえないことをいいことに、開発投資銀行に白井大臣が迫っていたからでした。

そして、白井大臣は「私は、わが国初の女性総理大臣を目指す」として、なりふり構わず、その地位を狙っていたからなのです。

東京中央銀行の役員会で、大和田は債権放棄に賛成の趣旨を述べます。しかし、半沢直樹の債権放棄案は、当初から、頭取の意向だと言うことから流れが変わると、

「君には負けた、責任はすべて君に取って貰う」「これは絶対に、絶対に、絶対で~す」と放ち、

半沢直樹の意見に従うことになり、役員会の意向が、債権放棄に反対と、一時的には、傾いたのです。


半沢直樹と大和田がタッグを組む。



「利害は一致している筈ですが」

東京中央銀行の役員会が終わると、政府に内通しているのが、紀本常務とではないかと判明します。

そこで、半沢直樹が「利害は一致している筈ですが」と、大和田に協力を仰ぐと、

大和田は、頭取のイスに深く腰掛けながら、

「おまえに?1つ、大事なことを忘れていないか?私の協力が欲しいんだろ?なら、それなりの態度ってものがある。小学生でも知っているよ。

人にものを頼む時の(右手の指を折って数えながら)大事な、大事な7文字だ。『お・ね・が・い・し・ま・す』だろ」

それに対して、半沢直樹は考え込み「お願いします」と小声で頭を下げるが、大和田は「聞こえない」。

半沢直樹は、「お~ね~が~い~し~ま~す」とキレ気味に絶叫したのです。

「タスクフォース合同報告会」




融資残高下位行の発言、「主力、準主力行に従う」

「タスクフォース合同報告会」の当日、半沢直樹は「債権放棄を… …拒絶します」と発したのです。

そして、遅れて来た、開発投資銀行の谷川が「開発投資銀行としては、見送りの決断をしました」と述べたのです。

「ここにいる、全ての銀行は債権放棄を拒否します」「白井大臣、あなたは現場の人員をネジだと言いました。ネジにも役割があります」

「あなたは、足元のネジを軽んじた

こうして白井大臣は辞任すると決断しますが、その辞表を隠し、影の実力者、箕部(柄本明さん)は、「君は広告塔だ!二度と私に逆らうんじゃないよ!と言ったのです。

最恐の敵が、顔を表して来たようです。


第8話。半沢直樹が大和田と連帯を組む。




一瞬の握手をする双方。

大和田は、紀本と箕部幹事長とのつながりを調べ、箕部幹事長の資金の流れを、調べている半沢直樹に、

「どうだろう、改めて私と手を組まないか?」と提案します。

それに対して、半沢直樹は「1ミリたりとも信じられない!」と突き放します。

大和田は、半沢直樹に「この世で一番、お前のことが嫌いなんだよ」と言い放ち、しかし、

「心配なのは頭取だ! 参考人招致などというバカげたものを止めるためにも、何がどうなっているのか、早急に真相を掴む必要がある。

そのためには猫の手だろうと犬の手だろうと、半沢の手だろうと借りなければいけないのだ。お前だって、これ以上、先に進むことができない筈だ」

と、半沢に右手を差し出したのです。



それに対して、半沢直樹は「人にものを頼むときの大事な7文字を以前、教えていただきました。もうお忘れですか? あなたも小学生以下ですね」

すると大和田が「お……。お……。おねしゃす」と小声で言うと、

半沢直樹は「おねしゃす? 2文字足りない」と指摘します。追い詰められた大和田は大声で「お願いします! これでいいだろっ」と言って、

二人は向き合い、お互いに近づいて行きます。そして、一瞬だけ握手するという展開でしたが、あの因縁の二人が握手をしたのです。

そして、この握手は、半沢直樹にとって、東京中央銀行の未来のために握手をしたのでした。


箕部幹事長との対決。



金融庁に不祥事を告げると脅す箕部幹事長。

紀本常務から、箕部幹事長が、大和田と半沢に会いたいと言われ、向かった先で箕部から「誤解を解きたい」と言いつつ、

この銀行の不祥事を検証するために、金融庁長官にその事実を話すと脅し、長官へ電話を掛け始めます。

この不祥事が、表に出れば、東京中央銀行の信頼は失墜し、業務改善命令、悪ければ業務停止命令にも、成り兼ねない事態となります。

半沢直樹は、東京中央銀行の抱える、とてつもない“闇の扉”を開くことになるのです。

「銀行には時効と言うものがないんだよね。どうする、半沢君!」

「半沢君、どうなの。どうなんだ~ ~ よっ!」と恫喝したのでした。

この事態に、大和田は「幹事長、大変、大変失礼しました」と深々と頭を下げ、半沢直樹も、白旗を上げざる事態となったのです。

それにより箕部幹事長は、金融庁長官への電話を切ったのです。

そして、金融庁の黒崎駿一も、箕部幹事長の手回しで、左遷されてしまったのでした。


黒崎駿一(片岡愛之助)が重要情報を伝える。




半沢直樹が急いで駆け付ける。

黒崎に会った半沢直樹に対して,

「(不正を暴けるのは)あなたしかいないのよ」と投げかけ、更に、「あなたのことなんて大っ嫌い! だから、最後まで大嫌いなあなたでいてちょうだい」と愛嬌たっぷりに叱咤激励し、

「それじゃ、お世話になったわね」と言って去って行き、政府に逆らう事で、痛い目にあったことを告げたのです。

そして最後に、「伊勢志摩ステートを調べなさい」と、語ったのでした。

立ち去る黒崎を呼び止め、なにも語らずとも一礼で敬意を表す半沢直樹でした。

第9話。3人まとめて1,000倍返しだ!




箕部への20億円の行方。

半沢直樹は、東京に戻り、架空支店「荻窪西支店」の段ボールに、証拠の資料があると睨みますが、「荻窪西支店」の段ボールが、無くなっていたのです。

半沢直樹は、この仕業を大和田が行ったと推測し、大和田に詰め寄ります。

「箕部のクレジットファイルを、あなたが何もせずに返す筈がない…」「私が死ねば、あなたも死にます。喋るか、死ぬか、どっちなんだ!」

それに対して大和田は「私の携帯に何故か分からないが、こんなものが映っていた」として、クレジットファイルの中身を映した画像を、半沢直樹に見せたのでした。

中野渡頭取、大和田、箕部幹事長の密会


君には帝国航空の担当を外れてもらう。

ついに、進政党箕部幹事長の不正を暴こうとする半沢直樹が、たどり着いた先にいたのが、

中野渡頭取と大和田、箕部幹事長が密会していたホテルの一室でした。

そして、地下5階の役員金庫に、保管されていた証拠書類は大和田が持ち出し、中野渡頭取が、箕部に返却してしまったのです。

半沢直樹は不正を世間に公表して、謝罪を訴えますが、中野渡頭取は「君には帝国航空の担当を外れてもらう。出ていきなさい」と、冷たく言います。

箕部も「悪いことは言わない。謝っておきなさい。謝りなさい、中野渡さんに。そして私にもだ。小童ー!早よ、やれー!」と土下座を要求したのです。

大和田も「半沢君やりなさい!」と命じ、土下座をさせようと半沢直樹に馬乗りに。「やれ!半沢!」と叫び、「土下座!土下座!」と絶叫し、土下座を強要したのです。

半沢直樹の額が床に付きそうになった瞬間、半沢直樹は、大和田を振り飛ばしたのです。




やり返す、3人まとめて1,000倍返しだ!



3人まとめて1,000倍返しだ。

「頭取、私は銀行を信じています。」そして。箕部幹事長に対しては「あなたは欲にまみれた、ただの老いぼれだ!」

更に、大和田、中野渡、箕部の3人に対して、

「この借りは必ず返します!やられたら、やり返す!倍…いや3人まとめて1,000倍返しだ!」


と、叫びましたが、その目は泣いているように見えました。

なんで、銀行を良くしようとしている自分の思いを、頭取は分かって呉れないのか?

何故、公正な判断を頭取はして呉れないと言っているようでした。

最終回。MVPは白井大臣だった。


花が白井大臣に捧げた一輪のキキョウ。

白井大臣が、半沢直樹の自宅にやって来ます。部屋の中は、妻の花の仕事で使う、たくさんの生花で溢れていました。

白井大臣ファンの花は、一輪のキキョウの花を差し出し「花言葉は誠実です。この国をお願いします」と、話すと、大臣の胸元に花を差しました。

白井大臣が帰った後、半沢直樹は語ります。「出向どころじゃ済まないかもしれない」

それに対して花は、「辞表はサラリーマンの最後の武器」だと言ったのです。

「直樹、いままでよく頑張ったね、お疲れさま。生きていれば何とかなる…」「花…ありがとう」

そして、リンドウの花を直樹に捧げ花言葉は正義!人事なんかクソくらい」と、放ったのです。

半沢直樹の箕部への糾弾。




心の底から国民に詫びてください。

白井大臣の加勢で、形勢は逆転しました。そして、立ち去ろうとする箕部幹事長に対して、

羽田~伊勢志摩路線を何故、タスクフォースの再建計画から削らなかったのか、それは、空港誘致の不正があったからだと公表し、その証拠もついに発見したと言ったのです。

その証拠を持って現れたのが、大和田だったのです。「大和田止めろ、大和田!」公表された箕部の隠し口座は、外国銀行UAE銀行で、そこには入金履歴があったのです。

その金額は100億8,000万円。それに対して箕部は「記憶にありません」

「ここは国会ではありません。国民に向けてキチンと説明してください」

「心の底から詫びてください。幹事長!やりなさい。国民のために、やってください」

それに対して、箕部幹事長は渋々、土下座をすると、早々に会場から逃げ出したのです。

その時、白井大臣が半沢直樹に近づき、手を差し出し二人は握手をしたのでした。

中野渡頭取の最後の言葉。




君はピカイチのバンカーだった。

頭取を辞任した中野渡が大階段で、半沢直樹に語り掛けます。

「ご苦労だった!君はピカイチのバンカーだった。半沢、さらばだ!」

大階段を下りて去ってゆく中野渡を見送り、頭を下げる半沢直樹でした。

大和田の最後の言葉。




やれるもんならやってみな!あばよ…

最後のシーンは、役員会議室で大和田と対面します。

「自分一人で逃げようたって、そうはさせないよ」「死んでもヤダね。もうこの銀行はおしまいだ」

「私は出来ると信じている」

「そこまで言うんだったら、お前が最後まで、責任を取れよ」

「頭取になるしかねえ。それなりの正義を見せろ。受けてたて、受けてたて」

「今度こそ、叩き潰す、やれるもんならやってみな!あばよ…」

そう言うと、大和田は半沢直樹が提出した辞表を破り捨て、銀行を去ったのでした。

半沢直樹は、最後に笑みを見せたようでした。

これは、大和田に乗せられたと察し、大和田の優しさを、しみじみ感じているように見えたその表情が、すべてを物語っていた。

最終回のMVPは白井大臣だった。




花言葉は誠実です。この国をお願いします。

最終回最大の功労者は、白井大臣だったのではないでしょうか。彼女の援護射撃で形勢が逆転したのですから。

最後は自分の信念を貫き通して、箕部幹事長の盆栽を叩き壊したシーンは、見ものでした。

大臣をやめて離党した後の、さわやかな表情も印象的でした。

そんな大臣の気持ちを変えさせたのは、半沢直樹の妻・花が差し出した、一輪のキキョウの花でした。

その花は、箕部幹事長に踏みつけられましたが、白井大臣が大切にハンケチに納めていたのです。

「花言葉は誠実です。この国をお願いします」と、語って渡した花の気持ちが、白井大臣に伝わっていたのです。

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