「不動産取得税」とは何。

　家族が楽しみにしていた、念願の家を買いました。税金はどうなるのでしょうか。

　不動産を取得した時には「不動産取得税」が掛かります。

　これは所得した時に、1度だけ掛かるもので、税率は原則4％ですが、住宅は3％、土地には3％が適用されます。

新築の戸建てやマンションを買った。

不動産取得税額の算出方法。

　不動産取得税額の算出方法は、

　市町村の固定資産課税台帳に登録されている、固定資産税評価額×税率で、不動産取得税額が算出されます。

　固定資産税評価額は、おおよそ建築費の40～60％、土地の評価額の60～70％です。

　新築住宅における軽減措置は、住宅は固定資産税評価額から1,200万円の控除があるので、最大で1,200万円×3％=36万円まで可能です。

　土地は戸建て、区分所有マンションは、住宅の延べ床面積が50～240㎡以内で、土地の固定資産税評価額×1/2×3％－軽減額で算出することが出来ます。

　不動産取得税の軽減を受けるためには、住宅や住宅用土地を取得した日から原則として60日以内に、

　不動産取得税申告書に必要な書類を添えて、土地・家屋の所在地を所管する都税事務所（都税支所）・支庁に申告するよう、

　東京都主税局のホームページに掲載されています。

　期限については念のため、所管する各税事務所に、必ず確認してください。

軽減手続き申告書類。

【申告に必要な添付書類】

　添付書類は原本と記載されているものを除いて、すべて写しで良いようですが、必要に応じて原本の確認があるようです。

　また、その他の書類を、提出する場合もあるようです。

　新築未使用の住宅とその敷地を、住宅の新築から１年以内に取得した場合（同時取得を含む)の必要書類は下記の通りです。

(1)不動産売買契約書

(2)最終代金領収書

(3)登記事項証明書

(4)平面図＊〔共同住宅（アパート・マンション）、店舗・事務所等との併用住宅を 取得した場合〕

(5)長期優良住宅認定通知書（取得した住宅が認定長期優良住宅である場合）