持ち家派か賃貸派かどちらが有利!人生を後悔しない選択。

 

永遠のテーマである。持ち家派、賃貸派。

 永遠のテーマである。持ち家派、賃貸派の議論ですが、その方の、ライフスタイルが大きく影響しているようです。

家族の幸せを考えて、どちらが良いかで、対応するのが良いようです。

また、その土地の価格や、慣習などによって、地域格差も、かなりあるようです。

持ち家派、賃貸は、どっちが有利なのか。

2010年の国勢調査。

2010年の国勢調査によると、持ち家率の、全国1位は富山県(78.35%)、2位は秋田県(78.34%)で、僅差です。

全国平均が、61.9%ですから、この地域は、かなり持ち家率が高いようです。

ちなみに、最低順位は東京都で、46.6%です。これは、やはり地価が高いからでしょう。

「家を持って一人前」。

持ち家率が、高い地域の理由には「家を持って一人前」と言う考え方が、根付いているようです。

長年そういう考え方が、その地域の、総意になっている事も、影響しているかもしれません。

長年の夢だった家を持つことで、家族のモチベーションも上がり、ご本人も家を持ったことで、

名実ともに、一家の大黒柱になった、生きがいを抱く事でしょう。

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持ち家派の意見。

持ち家派の言い分は、賃貸ではいくら、長い期間家賃を支払っていても、自分のものにならない。

これでは、もったいない。これが最大の要因でしょう。

また、社会や会社の中で、持ち家を持つ事で、信用力が高まる事もありますし、

それが仕事面で、良い作用をもたらすこともあるでしょう。

住宅ローンは、若い時の方が、長期間借りられる。

家を持つには、家を持つ時期があるので、その時期を意識して、購入される事が必要です。

一般的には頭金を貯めて、不足金額を、住宅ローンを利用して購入することになります。

そうすると、住宅ローンの期間を長くして、毎月の返済額を少なくして、無理のない返済金額にした方が、生活にゆとりが持てるからでしょう。

すると、若い頃に、住宅を購入した方が有利なんでしょうか。

中高年になってからでは、返済期間が少なく、毎月の返済額が多くなり、家計に無理を、引き起こし兼ねません。

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住宅ローンはいつ組むか。

中高年で住宅ローンを組むリスクは。

年齢が上がった方が、所得は増えるかもしれませんが、

一方で、教育資金が掛かりだし、住宅ローンと、教育資金のダブルは、かなり家計を直撃します。

私の上司で、こんな人がいました。

その方は九州出身で、何れは親の事もあって、故郷に帰るかもしれないと、思っていたようです。

でも、仕事で実績を残して、ポストについた事で、忙しくなって来ました。

そんな中で、40代半ばに差し掛かり、お子さんたちの教育資金に、お金が掛かりだして、

住宅をどうしようかと、考えているうちに、住宅購入の時期を、逸してしまったと話ていました。

結局、その方は、故郷に帰る事はありませんでした。

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賃貸派の意見。

一方賃貸派ですが、住宅ローンで苦しむのは嫌だ。

万一、ご近所トラブルがあった時など、その場所が、気に入らなかったら、引っ越しする事が出来る、

一ヵ所で、ライフスタイルを固定したくないなどの、意見があるようです。

転勤属の困惑。

全国展開している、企業にお勤めの、いわゆる転勤属の方は、念願の持ち家を、手に入れたのに、

その途端に転勤となり、やむを得ず新築の自宅を、他人に賃貸することにも、成り兼ねないでしょう。

こうなると、何のために、住宅を購入したんだと、思うようになってしまいます。

更に、このように自宅を賃貸にしてしまうと、厳密に言えば、

本来自分や、自分の家族のための、住宅を取得する事で、住宅ローンがあるの筈ですか、

賃貸に回わしてしまうと、住宅ローンの適用が、出来なくなる恐れがあります。また、住宅ローン減税も同様ですね。

「持ち家」という病 不動産と日本人・「これまで」と「これから」の経済学 [ 井上明義 ]

持ち家派と、賃貸派の支出額を検証。

住宅ローンの検証。

3,000万円の住宅ローンを、35年間返済で、当初10年間固定金利の条件で借入した場合と仮定します。

この場合には、住宅の間取りを3LDKとしました。

金利については、ネット銀行が低金利であることから、今回はイオン銀行のシュミレーションで試算しました。

3,000万円 35年間、当初10年固定金利で借り入れた場合の、毎月の返済額は、80,420円です。

35年間の返済総額は、3,377万円となります。

これに不動産登記費用や、住宅ローンの保証料、火災保険料、不動産取得税などの諸費用が、約120万円程度掛かります。

更に、仲介業者がいた場合には、3%の仲介手数料が掛かってしまいます。仮に3,000万円の不動産なら90万円です。

これらを単純に合計すると、3,587万円となります。

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持ち家は、掛かる諸費用が多い。

その他に、 持ち家では、毎年、固定資産税や火災保険、地震保険が掛かります。

そして、10年毎にはメンテナンスも必要になるでしょう。

それらを勘案して考える必要があるようです。

ただ言えることは、現在は金利が低水準で推移しており、更に固定経費の掛からないネット銀行なので、このような結果が出たようです。

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住宅ローンが終われば、支出の心配が減る

持ち家派の場合は、住宅ローンを完済してしまえば、毎月の支出は大幅に減少しますし、

老後を考えた場合に、家賃の掛からない家に住めることは、大きな安心感があると思います。

賃貸の検証。

賃貸の場合は3LDKのファミリータイプの賃貸物件であると、

およその家賃が、毎月10万円程度とした場合には、10万円×12ヵ月×35年=4,200万円となります。

仮に毎月の賃料が8万円としたら、8万円×12ヵ月×35年=3,360万円となります。

高齢者の賃貸問題。

最近、問題になっているのが、高齢者になった場合、高齢者に対して、賃貸入居を拒否する大家さんが、出て来ているという事です。

所得が無くなり、年金だけでの生活では、賃料の延滞が心配だと、考えるらしいのです。

更に、高齢の一人暮らしでは、孤独死などの問題が出て来て、なお更だと言う、大家さんもいるようなのです。

難しい問題だと思います。

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