カズレーザーさんの本の読み方。
金髪に赤のジャケット姿で、誰が見ても一目で分かる凄いインパクト、芸能人としては、強烈な個性をアピールをし、人気ぶりが増すばかりのカズレーザーさん。
博識でクイズに滅法強く、クイズ番組では無くてはならない、クイズ王者の地位を確立しています。
カズレーザ-さんが出演しない、クイズ番組は、何だか物足りない、そんな不動な存在になっているんじゃないでしょうか。
カズレーザーさんのおすすめ本。
彼は読書も好きで、カズレーザーさんは、年間200冊以上の本を読んでいるようで、
雑誌、図鑑、文学、絵本、エッセイ、新書など、幅広いジャンルの本を読破しています。
そのうえ、番組などで語るユニークで正直な「書評」がおもしろいと評判です。
そんなことから、カズレーザーさんが、おすすめした本は、翌日には書店から姿を消すとまで、言われています。
そんなカズレーザーが2016年11月10日放送の『アメトーーク』に、読書芸人として出演した際に、
読書のこと、本屋さんのことなどを話していました。
本屋さんに行ったらすること。
本屋さんにいったらすることとして、こんな本屋さん歩きをしているそうです。
(1)文庫の新刊をチェックする。
さすがですネ。文庫本で新刊となったと言う事は、その本が、多くの人に支持されている事でしょうから、
そんなところから、時代の潮流を知ることが、出来るかのかもしれません。
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(2)本のページの真ん中あたりを、読んでみて良かったら買う。
書店で本を手にすると、目次をチャックし、巻頭部分を1~2ページ読んでみて、選ぶ人がほとんどだと思います。
本の中盤を読んでみると言う発想は、カズレーザーさんらしいなと思いました。
(3)図鑑がお好きなようで、図鑑のコーナーをチェックする。
(4)自分に馴染みのない、興味のない本の棚をあえて覗いて見て回る。
これってなかなか出来ない事だと思います。
本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP文庫) [ 平野 啓一郎 ]
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人は、自分のフィールド以外のことに目を向ける事って、とても難しい事だと思います。
だから、いつも同じ系統の本を買ってしまうのでしょう。
でも、それでは、視野を広げることも、新しい事に挑戦することも、出来ないのかもしれません。
自分の知らない所に、自分を変えられる何かが潜んでいるかもしれないと言う、そんな事ことを、カズレーザーが教えて呉れました。
喰らう読書術 一番おもしろい本の読み方 (ワニブックス〈plus〉新書) [ 荒俣宏 ]
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「読み終わったら、すぐ処分」の名言。
そして、この放送の中でも、最も「素晴らしい」と称賛された、本との付き合い方を、カズレーザーさんが、言及したのです。
カズレーザーさんは、驚いた事に「本棚は持っていません」と言うのです。
本は床に直置きで、40㎝ほど積み上げているだけだそうです。
朝リーディング 心をととのえるための、本の読み方・使い方 [ 長谷川理恵 ]
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「20冊ぐらいになったら、後輩にあげたり、古本屋で売ります」
「本は読み終わったら、すぐに処分しますね」
※「同じ本を2回は、読まないの?」と聞かれた、カズレーザーさんは、
「2回読みたい時は、また買います。」
「作者さんに、また印税が入るのが正しいと思ってて…」
こんなやりとりをしていたんです。
この時、カズレーザーさんが言った「本を処分する」というのは、本を捨てるという意味ではなくて、友人や知人に、譲るという意味だそうです。
こんな、カズレーザーさんの、本との向き合い方が、カズレーザーさんらしいと、言われているのです。
人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。 20代で身につけたい本の読み方80 [ 千田琢哉 ]
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同じ本を買ってしまう私。
憧れは、晴耕雨読!
私も、何回も同じ本を買ってしまう事がありました。
その中には、そもそも、その本を買ったことを忘れてしまって、また、同じ本を買って、
途中まで読み進んで、何だかこの本、読んだ覚えがあるぞ!と、思い出した事は何度かありました。
同じ本を一番多く買ったのは、夏目漱石の『こころ』です。
10代の頃に、国語の教科書に、その一説が掲載されて、漱石の魅力にはまり、
漱石の世界観に浸りたくて、その後も、事あるごとに読みたくなってしまう本です。
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『漱石全集』まで、揃えたけれど、あんな重い本は敬遠されるし、本棚の奥に仕舞いこんであるため、取り出すのも面倒臭くて、
晴耕雨読的な生活状況だったら、それでも取り出して、読んだかもしれませんが、
「読書の時間」と言えば、込み合った通勤電車の中だったので、手ごろな文庫本には、敵いませんでした。
その結果、本棚に入れた本を探すのが、面倒だったので、文庫本の『こころ』を、買い求めました。
しかし、その文庫本も再度読みたいと思った時に、本棚の中に埋もれていたのか、見つからず、また買い求めるような事を繰り返していたのです。
「本の読み方」で人生思い通りになる読書革命 [ 金川 顕教 ]
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カズレーザーさんは自宅に本棚なし!
カズレーザーさんの、ご自宅には本棚がないと紹介しましたが、
それは、欲しいという人に、本を譲ってしまうからなんでしょう。
本棚を持たないカズーザーさん、読んだ本の事は、自身の記憶の中の本棚に入れているのでしょうか。
記憶力が抜群で、頭脳明晰な、カズレーザーだから出来るやり方です。
しかし、貴重な本や、絶版などだったどうするのでしょうか。
更に、カズレーザーさんは、本のカバーも、全部はずしてしまうと言うのです。
本の装丁やデザインと言った、視覚からの情報を遮断して、文章とだけ向き合いながら読書する姿勢が、真の読書家と言った証でしょうか。
本棚を持たない、本は記憶の中に閉まっておくって言うのは、すごくカズレーザーさんっぽいなと思います。
非常識な読書のすすめ 人生がガラッと変わる「本の読み方」30 [ 清水克衛 ]
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シューイチで紹介した、おすすめ本。
カズレーザーさんが、2020年7月19日の日テレ系『シューイチ』の、読書好き芸能人がオススメする本&グルメを楽しむ「食べヨム」第5弾で、
短編の名手として知られる、イギリスの作家、ロアルド・ダールのミステリー&サスペンスの名作『あなたに似た人』と、
広告コピーの名言を集めた、松浦弥太郎さんの『毎日読みたい365日の広告コピー』を、おすすめ本として、紹介していました。
『あなたに似た人』の「南から来た男」
南米から来た男が、無謀な賭けを申し出る話。
語り手の「私」が、夕暮れ時の、ジャマイカの海辺のホテルのプールサイドで、くつろいでいると、
パナマ帽を被った、南米から来たらしい、金持ちそうな男が現れます。
するとそこに、アメリカ軍の訓練生の若い男がやって来て、その若い男は、煙草に火をつけるライターを盛んに自慢します。
すると、南米から来た男が、そのライターで、10回連続で点火出来たら、自分の新車のキャデラックを差し上げるが、
1回でも失敗したら、あなたの小指を1本、私にくださいと言ったのです。
若い男は、思案をしますが、キャデラックに目がくらみ、その賭けに乗ってしまうのでした。
そして、その無謀な賭けが始まってしまったのでした。
この続きは、下段の【関連】で、ご覧ください。
【関連】
カズレーザーのシューイチおすすめ本『あなたに似た人』~南から来た男。
『毎日読みたい365日の広告コピー』
この本は、日めくりカレンダーのように、その季節に合わせて、1日づつ楽しめるように出来ています。
そして、その短いフレーズの中に、煌めく、新しい発見がありました。
広告のコピーは1月1日から、始まって行きます。その季節や、行事などに合わせて編集されています。
(1/1)「ふだんを変える。/ それがいちばん/ 人生を変える。」(本田技研工業)
(1/2)「夢は、口に出すと強い」(週刊少年ジャンプ/集英社)
(1/3)「「残りもの」は嫌い。/「最後のひとつ」は好き。」(そごう冬市)
こうして、365個の、広告コピーが紹介されているのです。この続きは、下段の【関連】で、ご覧ください。
【関連】
【シューイチ】おすすめ本『毎日読みたい365日の広告コピー』
「カズレーザーの本の名言。本は読んだらすぐ処分の理由とは?」への4件のフィードバック
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