前回の第12回「十兵衛の嫁」の回では、尾張の信長に嫁いだ蝶が、瀕死の際にある織田信秀の胸の内を知りたくて、病室の織田信秀の枕元で、
「後継者はどちらが良いのかお教えください。信長がどれほどの人物か知りたい。」と尋ねたのです。
義父の織田信秀は何と言ったのか?
その声は視聴者には聞こえていなかった。
それに対して、織田信秀は聞こえぬ程の小声で囁いていました。でも、その声は視聴者には聞こえませんでした。
そして、その義父、織田信秀のメッセージを信長に伝えたのです。
「信長はわしの若い頃に瓜二つじゃ、まるで、己を見ているようじゃ、良いところも、悪いところも」
「尾張を任せる、強くなれ!」と言ったと、帰蝶は信長に伝えたのでした。
しかし、これは織田信秀が本当に発した言葉だったのでしょうか、
それとも、信長を強くしたいとした、帰蝶の作り話だったのでしょうか。その真相は分かりません。
帰蝶のはかりごと。
第13回「帰蝶のはかりごと」では、光秀は悩んでいました。食事にも手を付けづに苦しんでいたのです。
そんな状況を見かねた煕子(木村文乃さん)が、姑に伝えたところ、もうしばらく様子を見ましょう。
3日間も同じような状態だったらまた考えましょうと、優しく言ったのです。母親の懐の深さがにじみ出ている場面でした。
自分の息子を信じで、息子ならどんな困難な中でも、きっと答えを出せると信じているように見えました。
斎藤道三暗殺未遂。
なぜ、光秀は悩んでいたのでしょう。
それは、美濃の国の守護、土岐頼芸が放った鷹の爪に毒薬が塗られていて、
斎藤道三に向って飛んで来た鷹を、防ごうとしてた家臣が、その毒薬で殺害されてしまったのでした。
その斎藤道三殺害未遂が引き金となり、斎藤家の内輪もめが本格化したのでした。
そうなったら、明智光秀はどちらに付くのかで悩んでいたのです。
斎藤道三側に付くのか、美濃の国の守護、土岐頼芸側に付くかによって、戦いたくない戦になることを悩んでいたのでした。
美濃はどうなってしまうのか。
光秀は、意を決して斎藤道三に面会します。「土岐と一戦交える事になれば、美濃は決して一つにはなりませぬ」と訴えると、
道三は「分かっている!わしを嫌いか」光秀は「どちらかと言えば嫌いでございます」「殿には、弓を引けませぬ。」
道三は「戦はせぬ」「戦はせぬが、この国から出て行って貰う」として、美濃の国の守護、土岐頼芸を、美濃からの追放を決断したのでした。
「これからの戦は鉄砲じゃ、30丁の鉄砲を集め鉄砲組を作る」「美濃の国の守護、土岐頼芸には、穏やかに美濃を出て行って貰う」
斎藤道三からの書状。
そんな中で、帰蝶の元へ斎藤道三から書状が届きます。それは織田信長と面会したいと言う内容でした。
信長は誘き出されて危害を加えられるのか、それとも拒否するのかで悩みます。
帰蝶のラズボス振りが発揮。
「これは父上と私の戦!」
斎藤道三の性格を知り尽くす帰蝶は、
「断れば臆したと見なされ、私は美濃に戻らなければならなくなる」と、決断を先送りしたい信長に、喝を入れるのでした。
「これは父上と私の戦!」とキッパリ放ち、凄く肝が据わっているのです。
帰蝶はやはりマムシの子だと思い起させたシーンでした。
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そして、信長は面会を決断したのです。そんな面会のお膳立てをしたのが、帰蝶だったのです。
面会の日、織田信長は、おびただしい数の鉄砲隊を引き連れています。その鉄砲隊は300丁の鉄砲を所持していたのです。
そして。鉄砲隊の最後に、派手な着物を身にまとい、馬上で胡坐をかき、握り飯を頬張る、大うつけ振りを見せつける信長がいたのでした。
この光景に、愕然とする道三に対して、その光景を見ていないのに、してやったりと、笑みを浮かべる帰蝶だったのです。
正に、帰蝶がラスボスのように見えた瞬間でした。
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帰蝶は策士なのでしょうか?
信長を叱咤激励し、道三を愕然とさせた。
織田信秀の後継者問題でも、帰蝶は自らが積極的に動き、
やる気を無くしていた信長を叱咤激励し、尾張を信長自身が、改革しなければと考えを変えさせ、
斎藤道三と対峙する際にも、道三の性格を知り尽くした帰蝶だったからこそ、
策を考え、信長の有利な面会に展開させるなど、機知と知識と度胸に優れ、まるで優秀な、武将のように振舞った、帰蝶だったのです。
「麒麟がくるネタバレあらすじ13話川口春奈帰蝶のはかりごと」への4件のフィードバック
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