2020本屋大賞小川糸『ライオンのおやつ』あらすじと感想。




小川糸著『ライオンのおやつ』。

今年の『本屋大賞』第2位受賞作品の、小川糸さんの『ライオンのおやつ』は、心に沁みる作品です。

それは、主人公、海野雫宛てに届いた1通の手紙から始まります。



「ライオンの家」マドンナからの手紙。



是非とも船に乗って来て欲しい。

その差出人は、瀬戸内の海に浮かぶレモンの島にある、ホスピス「ライオンの家」の代表、マドンナからの案内で、

12月25日に待っているとのことでした。

入所に必要な案内が書かれていて、基本的な生活用品は用意してあるが、下着を含めた着替えを用意して欲しいこと。

こちらは、大変な田舎なので、お気に召すものは、すぐに確保が出来るとは限らないと書かれた後に、

是非とも、船に乗って来ることを勧めていたのです。

陸路で来ることも出来ますが、船からの眺めは格別です。

穏やかな瀬戸内の風景を、心行くまで楽しんで、来るようにとの案内だったのです。

本屋大賞2020 [ 本の雑誌編集部 ]

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明日が来ることの幸せを感じた。




残された時間を考えながら。

船上の人となった主人公は、健康な頃は、明日が来ることが当たり前に信じられていたが、それは本当はとても、幸せなことだったと悟ったのでした。

そして、マドンナから届いた手紙を、何度も読み直していたのです。

そうです、その場所には、主人公を待っていて呉れる人がいたのです。

自分に残された時間を考えながら、瀬戸内にポツポツと浮かぶ島影が、おにぎりの形に見えました。

それは、父親が作ってくれた、おにぎりを思い出させていました。

そして、5年前に、父親とお寿司屋さんへ行ったことを、思い出していました。その父親は戸籍上では叔父だったのです。

本屋大賞2019 [ 本の雑誌編集部 ]





メイド服を着たマドンナ。




船が桟橋に近づき、やがて停船すると、桟橋にマドンナが待っていました。

その服装が完璧なまでのメイド服で、更に、彼女は真っ赤なエナメルの、ストラップシューズを履いていたのです。

マドンナは不思議な形の、三輪車で迎えに来ていて、それはドイツ製の電動式カーゴバイクだと言っていました。

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ライオンの家のおやつの間。


毎週日曜日午後3時からのお茶会。

そして、たどり着いたのが、「ライオンの家」だったのです。

海が見られそうなホスピスで、そこには、暖炉がある「おやつの間」があったのです。

その「おやつの間」では、毎週日曜日午後3時からお茶会があり、選ばれた1種類のお菓子が、全員に提供されると言うのです。

各自がリクエストしたのもが、くじ引きで選ばれ提供され、誰が希望したかは知らせないと言う、ルールのようでした。

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人生で最後に食べたいおやつは何。





 人生の最後に食べたいおやつは何ですか――

 若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。

 ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。

 ――食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。

(これは、Amazonの商品説明から引用しました)とてもよく表現されているので引用させていただきました。

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瀬戸内を旅してみた。




穏やかな海に浮かぶ島々。

瀬戸内海の穏やかな海を見てみたくて、数年前、韓国の釜山から横浜まで船旅をしたことを思い出しました。

釜山を出た船は、日本海の玄界灘で、対馬、壱岐を通過する辺りは、酷い荒波で船酔いする人が続出してしまいました。

夕食時だったのですが、食事どころではなく、気分が悪くなる人が多く、客室に戻ってしまいました。

ところが、翌朝、瀬戸内に船が入ると、そこには、穏やかな瀬戸内海の船旅が待っていたのす。

主人公の海野雫は、マドンナに言われ、穏やかな瀬戸内の風景を見ながら、桟橋で待っていてくれる、マドンナの元へやって来たのです。

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育てて、紡ぐ。暮らしの根っこ [ 小川 糸 ]



2019日本全国おやつランキング





ニッポン全国物産展。

2019日本全国おやつランキングと言う、ニッポン全国物産展が、池袋サンシャインシティで催され、それによるとベスト5は、このようになります。

1位、沖縄県、おきなわ生コルネ。2位、岐阜県、和栗。3位、富山県、冷やしあられぜんざい。4位、熊本県、栗マドレード。5位、青森県、べこ餅しるこ。

でも、おやつは、ついつい食べ過ぎてしまいませんか。

例えば、ポテトチップスの袋を開けたら、全部食べ尽くさないと、気が済まないのではないでしょうか。

何で、途中で止められないのかと、いつも不思議でなりません。

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最後の晩餐。

「12使徒の中の一人が、私を裏切る」

『最後の晩餐』は、レオナルド・ダヴィンチの作品の一つで、キリスト教の新約聖書のうち、

マタイによる福音書や、ヨハネによる福音書記されている、イエスキリストと、12使徒による最後の晩餐を、題材にしたものです。

「12使徒の中の一人が、私を裏切る」と、キリストが予言した時の情景が、描かれています。

そして、世間では『最後の晩餐』に、何を食べたいかの議論が、しきりになされています。

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主人公海野雫はどんなおやつを希望した?


『ライオンのおやつ』では、暖炉のある「おやつの間」で、毎週日曜日の午後3時に、何を食べたいか迷う、主人公がいました。

そして、自分が殺害されるかもしれないと予言しながら『最後の晩餐』に臨んだキリスト、それぞれの人生の終焉で、何を食べたいのでしょう。

さて、海野雫はどんなおやつを希望したのでしょうか。

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