『麒麟がくる』ネタバレあらすじ2話.美濃のマムシ道三の罠。

 

斎藤道三の罠とは何。

 大河ドラマ『麒麟がくる』の、第2回『道三の罠』では、斎藤道三役の本木雅弘さんが、美濃のマムシの渋い演技をしていて、凄い迫力で登場しました。

ストイックな本木雅弘に良く合うキャスティングです。

主人公の明智光秀は、1582年に生誕したようで、戦国時代~安土桃山時代に掛けて活躍した武将で大名です。

織田信長の重臣として仕え「本能寺の変」を起こして、主君を自害させて、天下人になったのですが、

それは三日天下と言われ、わずか13日後に、豊臣秀吉に追われ命を落としたのでした。


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西洋はどんな時代だった。

16世紀のヨーロッパでは、何をしていた。

この物語の16世紀頃は、ヨーロッパでは、ルネサンスと宗教改革により、

中世的な世界観に代わり、近代的な新しい世界観が生まれた時代でした。

それまでの、天動説から、コペルニクスによる地動説が発表され、宗教観にも大きな影響を与える時代になったのでした。

日本が戦国時代に、国盗り合戦をしている時に、西洋では地球の、天体としての動きが、既に分かっていたのです。

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明智光秀の生い立ち。

明智光秀は美濃源氏土岐の血を引く。

明智光秀は、美濃源氏土岐氏の支流である、明智氏の出身で、通称は十兵衛と呼ばれていました。

明智光秀は、領地で善政を行ったとされ、光秀を祭神として、祀る地域があると言います。

善政を行っていたと言うことは、明智光秀が麒麟なのでしょうか。

明智光秀の生地は、岐阜県可児市広見の、明智城だとも言われています。

何れにしても、美濃の国(現在の岐阜県南部)で生まれました。 

美濃国の守護で、美濃の国主となった斎藤道三に仕えるも、斎藤道三とその子の間に、親子間の争いが起き、

明智光秀が、斎藤道三方であったため、明智城を攻められ、一族が離散したのです。

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織田信秀と斎藤道三の対立。

織田軍20,000人対、道三側4,000人の攻防。

『麒麟がくる』の第2回『道三の罠』では、織田信秀と斎藤道三が対立していて、

木曽川に陣を張る、織田信秀役の高橋克典さんが、斎藤道三の居城である、金華山の稲葉山城に、攻め入って来るのでした。

織田軍の数が20,000人、対する斎藤道三側は4,000人、数で圧倒的な有利な織田軍が、稲葉山城の城下で、道三の軍と戦いを繰り広げる中で、

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戦で勝つために、斎藤道三が罠を仕掛けた

斎藤道三の罠。

斎藤道三は、自軍の兵たちを撤退をさせ、籠城せよと指示したのでした。

そして、兵士たちが場内に戻ると、酒を飲むように指示し、自身も重臣たちと、酒盛りを始めるのでした。

その光景を観察していた織田軍は、斎藤道三に戦う意志が無いと見て、警護を緩めたその時に、

斎藤道三は籠城を止め、城の門を開け、織田軍陣営に対して、一気に攻撃を仕掛けたのでした。

実は、斎藤道三は兵士たちに、酒ではなく水を、酒のように飲む真似をさせていたのでした。

その罠により、織田信秀は撤退せざるを得なかったのでした。

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道三が発した「武士の本懐」

武士の本懐、武士の誉れ。

織田軍の兵士が逃げる姿を見た斎藤道三は「風のように追うのじゃ!」と発したのでした。

「武士の本懐、武士の誉れ、武士に戦がある限り、戦には勝たなければならない。」と発したのでした。

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諸国の武将たちが恐れたマムシの道三。

美濃のマムシ。

これこそが、美濃の蝮(マムシ)、斎藤道三の、戦にはどんな手を使ってでも、勝たなければ意味がないと言う事なんでしょう。

そして、これが、諸国の武将たちを恐れさせていたのでした。

更に、斎藤道三は自身の娘、帰蝶役の川口春奈さんの娘婿である、土岐頼純が織田信秀と結託して、美濃に攻撃を仕掛けた事に対して、

娘婿の殺害。

茶の湯を嗜む道三は、土岐頼純を茶の席に招き、点てた茶の中に、毒薬を入れて、娘婿を殺害してしまうのでした。

確かに、娘婿が自分を滅ぼすための結託をしたとは言え、

自身の娘の婿を、政治のために殺してしまう、そんな、斎藤道三の冷酷さが印象的でした。

これが、美濃の蝮(マムシ)の戦い方なのでしょう。

マムシの語源は「真虫」だと言うのです。ヘビは「長虫」と言われ、虫の一種とされていました。

その中でも、マムシは毒を持っている事から、

恐ろしい虫であり、虫の中の虫である意味で「マムシ」と言われている説があるそうです。

斎藤道三は恐ろしく、何をするか分からない事から、蝮(マムシ)の道三と、言われたそうです。

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「飴とムチ」。

戦国時代の人心掌握術。

人を掌握する方法として「飴とムチ」と言う言葉があります。

それを上手く使い分ける事で、人心を掴む事が出来るのでしょう。しかし、斎藤道三には飴があったのでしょうか。

戦国時代を生き残る事を考えたら、姑息な手を使っても、国盗り合戦に勝たなければ意味がありません。

次は頑張ろうでは、国が滅び、一族郎党が殺されてしまう戦国時代ですから、

これぐらい厳しくしないと、生き残れなかったのでしょう。

斎藤道三の娘婿役の矢野聖人さん。

斎藤道三が、娘婿の土岐頼純と対峙するシーンで、

気迫に迫る演技とインパクトで、ネットが騒然となったのが、土岐頼純役の矢野聖人さんでした。

彼は演出家、蜷川幸雄の舞台で、活躍した役者だったのです。

美濃の国、稲葉山城。

美濃の国の金華山(旧稲葉山)で稲葉山城を整備した斎藤道三、

この城は、難攻不落の名城と言われ、現在、日本の100名城にも選ばれています。

美濃と尾張の境目には、木曽川が流れていて、たびたび争いを繰り返して来ました。

標高329mの金華山は、旧名を稲葉山と言っていたのです。

その頂上に稲葉山城から、眼下の城下を見ていた、斎藤道三には、戦国時代の先にある、未来が見えていたのでしょうか。

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