『麒麟がくる』あらすじ名言~第40話。松永久秀の平蜘蛛。




『麒麟がくる』第40話。松永久秀の平蜘蛛。

妻を亡くした光秀の傍で、薬の調合をする次女のたま(芦田愛菜さん)の姿がありました。

そこには京の名医・東庵の助手の駒が付き添って、調合の仕方を教えていたのです。

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光秀、松永久秀との面会。



松永久秀は「本願寺に付く」

そこで光秀は、駒から一通の文を受け取ります。その指定された館に行くと、そこから三条西実純が出て来たところでした。

三条西実純は「お上が一度そなたと話したいと…」と述べたのです。そして、その館に行くとそこには、松永久秀と伊呂波太夫が待っていました。

そこで、松永久秀は「本願寺に付く」と述べたのです。

信長が大和一帯を松永久秀に任せると言っておきながら、その約束を破ったためだったのです。

それは、信長が大和の守護の座を、筒井順慶(駿河太郎さん)に、与えたことに激怒した松永久秀が、

信長と敵対する、上杉側に寝返る決意をしたのです。

そのため、松永久秀は盟友であった光秀をも、敵に回すこととなり、葛藤し続けていたのでした。

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茶道具の名器「平蜘蛛」の茶釜。



織田信長が欲しがる、天下の銘品。

そして、意を決して松永久秀が言います。

「見せておきたいものがある」として、茶道具の中でも名器と言われる茶器の「平蜘蛛」の茶窯を、光秀に見せたのです。

松永久秀は、信長がこの名器「平蜘蛛」を、欲しがっていることを知っており、伊呂波太夫(尾野真千子さん)の手引きにより、光秀と対面した際に、

命の次に大事にしている「平蜘蛛」を決して信長には渡さないこと、もしもの時には、光秀にこれを託すと宣言したのです。

松永久秀が本願寺側に付くと言う事は、信長との戦になることを意味します。

「松永さま、解せぬ、解せぬ、解せぬ…」「平蜘蛛など欲しくはない。戦などしたくない」と、涙で訴える光秀だったのです。

「平蜘蛛」の茶釜は、それ自体に意味があります。松永久秀が伊呂波太夫に託した言葉にあります。

「それを持つものは誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者」だと言うことです。

その「平蜘蛛」を松永は光秀に渡そうとします、。そこにはこんなメッセージが込められているのでしょう。

『光秀、そなた自身が麒麟を呼ぶんだよ』、そのためには『信長とは縁を切るべきだ』と……。

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松永久秀の茶道具の銘品がゴミへ。




安土城の240畳の大広間。

天正5年10月10日。信長軍は、松永久秀の陣へ奇襲攻撃を掛け、追い詰められた松永久秀は、高価な茶道具に火を付け、切腹を図ったのです。

こうして、信長が欲しがっていた茶道具の銘品たちは、ゴミと化してしまいました。

信長に呼び出された光秀が安土城へ向かうと、そこには、なんと240畳という大広間でした。欄間などもない、壮大な大広間でした。

そこには焼け焦げてしまった、松永久秀の茶道具がびっしりと並べられていました。

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帰蝶との再会。




殿は、何かを怖がっている。

そして、そこに帰蝶がいたのです。

「殿は、何かを怖がっている。殿をけしかけたのは私です」と話し、けしかけたのは、天下を取ると言うことでした。

すると光秀は「けしかけたのは私も同様、祟りを受けなければならないかも…」

そして、帰蝶(川口春奈さん)も、安土城を去ることを決めたのです。

信長は今や帝(坂東玉三郎さん)の心も離れ、誰もが自分の元を去っていく孤独をにじませていたのでした。


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光秀が信長についた嘘。




これは松永久秀の罠だ!

そこに信長がやって来ました。

信長は戦のあと、焼け落ちた松永久秀の本陣を家臣たちに調べさせていましたが、どこにも「平蜘蛛」が無かったと言うのです。

それで、「平蜘蛛」は、光秀が持っているのではないかと、当たりを付けていたのです。

そのことを光秀に尋ねると、光秀は知らないと答えます。

それに対して信長は、「十兵衛が初めて儂に嘘をついた。この儂に嘘をついた」

信長は光秀を疑い、光秀の行動を監視していたのは、豊臣秀吉でした。「この秀吉にぬかりはございません」

坂本城に伊呂波大夫が「平蜘蛛」を持って来たのです。そして伊呂波大夫が帰ったあと、光秀は、

「言えなかった!これは松永久秀の罠だ!」

松永久秀の残した「平蜘蛛」が、騒動を巻き起こす予感がありました。

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