人は年を重ねるに従って、保守的になって行く。
人は年を重ねるに従って、保守的になって行くようです。
どうしても、守りに入って行く傾向になるようです。知らず知らずのうちに、自分を守ってしまうようです。
更に、今までやってきたことに固守して、変わろうとしなくなるようです。
すると、新しい事に、チャレンジする事から、どうしても遠ざかってしまいます。
自分を変えようとしない。変えられない。
年を重ねると自分を変えようとしない
今まで、長く、自分がやって来たやり方で、物事を推し量って来ていて、
それで、問題なく過ごして、来られたのだからと言って、自分のやり方を、変えようとしません。
面倒くさいと思う他に、変えるのが、怖いからかもしれません。 でも、時代は変わって行っているのです。
イギリスが「イギリス病」なつた理由。
イギリスにこんな言葉があります。「変えない、変わらない、変えようとしない」。
これは、イギリスの、トラディショナルに裏打ちされた、生活スタイルを表した言葉で、
長く続けられて来たものは、変えないと言う、イギリス人の、頑固さにちなんだ、言葉のようです。
世界の工場だったイギリスが「イギリス病」になった。
かってイギリスは世界の工場でした。18世紀後半の産業革命で、綿織物工業を中心に、世界初の工業国になったのです。
その発展の恩恵を、甘受していたイギリスですが、20世紀後半になると「イギリス病」になってしまい、次第に、国力が落ちてしまいました。
歴史上でも、永遠に繁栄を続ける国は、無いでしょうが、
第2次世界大戦後に、工業製品や輸出の減退、慢性的なインフレ、国際収支の悪化などから、
ポンドの下落に繋がり、イギリス病に、なってしまったと言います。
この背景には、社会制度の充実や、労働組合が力を持ちすぎたことで、企業収益を圧迫した事などの、複合的な要因が、絡んだ結果だと言われています。
でも、その根底にあるのは「変えない、変わらない、変えようとしない」と言う、
伝統に裏打ちされた精神が、あったからでは無いかと、思ってしまいます。
自分を変えようとするには、勇気と努力がいる。
変えようとするには、勇気が要ります。一歩、前に踏み出す勇気です。
例えばサラリーマン人生で、一生、今のポジションで良いのでしょうか。
何故、前を目指さないでしょうか。 これは、自分に言い聞かせているものです。
そりゃ目指したいけれど、昇格したらしたで、重い責任が付きまとうんじゃないかと思って、
不安になって見たり、そもそも、そんなの無理と、挑戦する前から諦めていませんか。
でも、それはみんな不安なんです。
与えられたポストが、少しずつ馴染んで来るので、誰もが通る道なんです。ポストがその人を、ポストに見合う人材に作って行くのです。
チャンスがやって来るための準備をする。
チャンスは突然やって来る。
そのチャンスがいつ来るか、分かりませんが、来た時の準備は、しておく必要があります。そうです、チャンスは突然やって来ます。
それに備えるには、自分の中で、ひとつ上の、仕事をする事です。
自分だったら、こんな風に仕事をする。そのプロジェクトのためには、こんな準備をして対処するなどと、考えることが、良いのではないでしょうか。
自分の行っている仕事を、誰かが見ている筈です。頑張っている人には、必ずチャンスが、巡って来る筈です。
チャンスは前髪で掴め。
チャンスが来たら、必ずものにする。
そのチャンスが巡って来た時に、逃さないで「チャンスは前髪でつかむ」事です。
チャンスが折角、巡って来たのに、ぐずぐずしていませんか。
自分にはまだ早い、自分にはとても出来ない、自分の力量では無理などと、殻に閉じこもるつもりですか。
いつも、二番手の位置にいて、前に出ないでいると、そのうち、二番手も最後尾も、同じ位置になるんじゃないでしょうか。
だから、一歩前に出る勇気が必要なんです。
一度チャンスを逃したら、次のチャンスが来るのは、1年後か、3年後か、10年後か、分からないからです。
逃がしたチャンスは2度と来ない。
逃したチャンスに次は、なかなか来ない。
私も一度、チャンスを逃した事がありました。その結果、冷や飯を食わされ、次にチャンスが、巡って来たのは3年後でした。
私にとって3年間は長く、疎外感が募るばかりでした。
何であの時、是が非でも、チャンスを掴まなかったのかと、後悔し続けた、3年間でした。
チャンスの結果は、昇格と言う、競争に決着となり、給料としては、お金の面に表れて、やる気に繋がります。
昇給に繋がれば、自分を高められ、自信に繋がるからです。
お金を貯めるには、計画的な貯蓄が欠かせませんが、昇格で給与が上がる事は、飛躍的に、貯金額を増やす要因になります。
その日が、いつ来るか分かりませんが、その日のために、出来ることを、今日から始めるべきです。そして、ライバルより早く始めることです。