新聞は最終面から読んでいた。
新聞はいつも、最終面から読みだし、一面の方へ、読み進む読み方を、随分長い間続けていました。
新聞読者の中には、そんな読み方をしている人も、いるでしょう。
寝起きで、頭が回らない状況では、一面よりも最終面から、読みだした方が良いんじゃないかと、ずっと思っていました。
新聞は1面から読む派、最終面派どちら。
新聞は、テレビ欄から読んでいた。
そんな新聞の読み方を、随分長く続けて来ました。たぶん、学生の頃からだったと思います。
その頃、家でとっていた、新聞をたまに読む時に、新聞の最終面のテレビ欄を、まづ見てから、
他の記事を、読みだしていたので、そんな癖が、付いてしまったかもしれません。
そして、そのまま、社会人になってしまったのです。
その頃の私は、積極性に欠ける性格で、何でも、先延ばしする傾向がありました。
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明日という日は、頑張った今日の、延長線上にある。
明日は頑張ろう、明日は良い日に、なるんじゃないかと思っていたんですが、ある時、気が付いたんです。
そんな、明日と言うのは、逃避の先の未来じゃないかと、今日頑張れないで、明日はあるんだろうか。
今の自分に、逃げているだけなんじゃないのかと。
そんな消極的な自分で良いのか、
そんな消極的な事で、仕事に向かえるのかと考えて、そんな、自分を、変えたいと思ったのです。
自信が持てる生き方とは。
前を見て歩く生き方。
そうです。前を見て、自分に自信が持てる、生き方をしたいと思ったのです。
自分を変えるには、何をしたら良いのか考えて、まず、新聞を一面から、読み始める事にしたんです。
そこで初めて分かったんです。
今日一番に伝えたい記事が、新聞の一面にあるように、今、一番しなければならない事は、今日しかないとに。
新聞の一面は、その日の社会の出来事を、重要度や、関心度高い順に合わせて掲載しています。
新聞が伝える順番は、世の中の関心の順番
世の中の関心ある事を伝える事が、新聞の王道。
自分の好きなスポーツ面や、社会面ばかり読んでも、社会の本質は掴めないんじゃないかと。
世の中の、関心ある事を記事にすることが、新聞の王道なんだと。
何事にも、王道があると思うんです。
その王道は、基本とか、基準とかと解されていて、物事を進める上で、一番効果的で効率的に、出来る道筋なんだと思います。
新聞の読み方もそうだし、仕事の仕方も、生活の仕方も、貯金の仕方も、王道を歩いて行った方が、近道なんです。
明日のことばかり夢見ていても、思い描いていたような、明日と言う未来は来ません。
明日の自分のために今日を生きる。
今日を生きた延長線上に、明日がある。
今日を、どう生きたかの延長線上に、明日があり、未来が、あるんじゃないでしょうか。
そんな事をしている間に、少しだけ自分のすることに、変化が出て来ました。
少しは自信を持って、今の仕事に、向き合えるようになったり、職場の中でも、発言をするようになったんです。
そして、今日の仕事は、今日中に片付けないと、スッキリしなくなったんです。そんな時、上司からこんな一言を言われました。
「この頃、やけに、声が大きくなって、姿勢が良くなったんじゃないの」と。
新聞は最終面からではなく、一面から読むようになった理由 PART2
新聞は、何のために読むのか。
そもそも、何で新聞を読むんでしょうか、
社会の出来事を知りたいだけなら、テレビのニュースでも、情報番組でも良いはずです。
朝から夕方まで、今のテレビは、各局の情報番組で一色です。
情報番組では、いくつかの話題性ある出来事に的を絞って、パネルを使って、分かり易く解説しています。
そして、何人かのパネラーが議論をしたり、同調したりしており、これって、テレビショッピングの手法と似ています。
テレビは、その時の最新の情報が、即時に伝えられ、映像はインパクトがあります。
宮沢賢治新聞を読む 社会へのまなざしと、その文学 [ 対馬美香 ]
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新聞にしか出来ないこと。
では、新聞にしか出来ない事は、何でしょう。
テレビでは伝えられない、細かなニュースまで、盛り込む事が出来て、その記事に興味が無ければ、飛ばし読みが出来ます。
しかし、テレビでは自分で選ぶ事が出来ません。出来る事は、チャンネルを回すか、電源をオフにするしかないのです。
活字を目で追い、多くの記事の中から、関心のある記事を拾い出して、
分からなけば、何度でも、読み返す事が出来る、活字には大きな力が、あるんじゃないでしょうか。
どうして新聞を読むのか?
「何で新聞を読むかのか」との問いに。
「何で新聞を読むかのか」との問いに、社会の構成員の一人として、生きてゆく中で、
その社会の情勢を知りたい、社会の構成メンバーとして、知って置きたいからでしょう。
新聞を読まなくても、社会で生きて行けますし、スマホがあれば、十分と言う人もいるでしょう。
でも、新聞には、紙面を開く喜びが、あるんじゃないでしょうか。
自宅に居る時は、床に座って、新聞を大きく広げて、1枚づつ、紙面をめくって読むのが好きです。
なんだか新聞の世界に、入り込んで行くような感覚がします。
通勤電車の狭い車内では、新聞を4つに折りたたんで、少し肩をすぼめて、ページをめくって読んでいくと、
段々と、仕事モードに入って行く感覚が、日常になっています。
新聞の1面に伝える記事の重さがある。
新聞は一面の、トップ記事から読み始めなきゃダメ。
そうなんです、新聞は一面の、トップ記事から、読み始めなきゃダメだったです。
紙面には、読んで欲しい順番に、記事が掲載されていて、それが2面、3面、4面へと、繋がって行っているようです。
それを、私は何年にも亘って、最終面から読んでいたのです。
これでは紙面を作った、新聞社もガッカリですよね。
世間が、知りたいと思っていることに対して、キチンと自分を対峙させることが、人を成長させるんじゃないでしょうか。
だから、新聞は一面から読まなきゃ損しちゃうし、人生は、王道を歩いて行くのが、良いんだと悟った事で、
新聞は、一面から読むようになった、理由(ワケ)なんです。
こんな本もあります。参考になさって見てはいかがですか。
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