『ポツンと一軒家』米焼酎鳥飼は熊本県の森で造る銘酒だった

 

『ポツンと一軒家』捜索隊が行く。

『ポツンと一軒家』の捜索隊が、車幅ギリギリの悪路の山道で、悪戦苦闘しながら、細い砂利道を登って行きます。

その細い山道は、車1台が通れる車幅しかなく、路肩にはガードレールも無く、

その路肩の先は、深い谷底が覗いていて、ハラハラドキドキしてしまいます。

悪路の先に『ポツンと一軒家』があった。

路肩の先は深い谷底。

慎重にハンドルを切る捜索隊の車には、車幅ギリギリが分かるように、取り付けられた車外カメラの映像から、

路肩の先の、深い谷底が映し出されて行きます。

正に、固唾を呑むような、光景が繰り広げられているのです。

そんな苦労をして、やっと、たどり着いた先に『ポツンと一軒家』が建っているのです。

こんなフレーズのナレーションと共に、

捜索隊は、全国各地の人里離れた場所に、何故だか、ポツンと存在している一軒家を探してに行きます。

このナレーションが、とても良い効果を出していて、男性と女性のナレータ‐が交互に案内し、緊張感を醸し出しているのです。

所ジョージの世田谷ベース VOL.39

衛星写真を手掛かりに探す。

人里離れた場所に『ポツンと一軒家』があった。

衛星写真だけを手掛かりにして、その地に赴き、その地の実態調査と、人里離れた場所で暮らす人々の、人生に迫ります。

インターネットの普及で、衛星写真が簡単に見られる時代になり、それに呼応した事で、

『ポツンと一軒家』が、始まったのでしょう。

日本全国大捜索『ポツンと一軒家』の捜索隊は、まず、山沿いにある最寄りの集落から、捜索を開始します。

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熊本県の山中に『ポツンと一軒家』。

深い森の中に、立派な門が出て来た。

2020年3月7日の再放送の『ポツンと一軒家』では、熊本県の山間を走り、山の中にあるポツンと一軒家を目指しました。

深い森の悪路の先に、立派な鉄製の門が出て来ました。

表札は無く、手掛かりになるものはありません。

しかし、門の先の道は、道路が舗装されていて、整備がされているような気配があります。

捜索隊は、しばらく門の前で待っていると、1台のトラックが出て来ました。

すかさず、捜索隊がそのトラックに近づき、様子を聞くと、焼酎を作っていると言うのです。

そこで、中を見たいと尋ねると、社長に連絡して呉れたのです。

所ジョージの世田谷ベース VOL.43

米焼酎『鳥飼』の蔵元工場だった。

車の中から現れたのはダンディーな社長さん。

暫く待っていると、1台の乗用車がやって来て、車から降りたのは、おしゃれな社長さんだったのです。

社長さんの車に先導され、付いて行った先には、深い森の中に、落ち着いた佇まいで建つ、立派な焼酎工場だったのです。

この深い森の中で、あの芳醇な米焼酎『鳥飼』が生まれていたんです。

スーパーの棚に並べられた焼酎の中でも、『鳥飼』は、あの独特の書体で、清潔感あるお酒だと言う印象を持っていました。

それが、熊本県の深い森の中で、静かに造られていたのです。

 

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鳥飼酒造は、創業400年の蔵元。

 

『鳥飼』を人気の焼酎にした。

社長さんの話によると、鳥飼酒造は創業400年の蔵元で、社長さんは7人兄弟の末っ子でした。

高校卒業後に、家業は継がず、上京して画家を目指していたそうです。

しかし、24歳の時に父親が倒れ、鳥飼酒造の第13代目を、引き継いだそうです。

その当時、経営が厳しかった家業を、『鳥飼』の大ヒットにより、立て直しをしたと言うことでした。

この森の場所は、社長さんが子供の頃に、遊んでいた草津川と言う渓流です。

その頃、川の中にベットを浮かべて、読書をしていたと言います。なんて、ユニークな発想の持ち主なんでしょう。

そんな、社長さんだからこそ、会社を再生させ、銘酒『鳥飼』を造れたのでしょう。

所ジョージの世田谷ベース VOL.41

鳥飼社長が、深い森を買った理由。

150ヘクタールの森を買う。

この森が、19年前に、産業廃棄物業者の手に渡る話が出て、

そんなことに成ったら、森が守れないとして、この森の購入を決断したそうです。

その面積は、150ヘクタール、東京ドーム30個分です。 なんて、素敵な話ではないでしょうか。

森を購入してから、土砂崩れを防止するために、山の整備を続けてきたそうです。

立木の間伐や、土留めの作業など多くの作業をして来た筈です。 その労力や、費用も大変だったと推測します。

そんな甲斐もあって、森林は豊かに保たれていました。

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森を育てることが、豊かな水源をもたらして呉れる。

「山が健全でなければ、川は健全にならない」と、社長さんはおっしゃっていました。

そして、その渓流の先に、落差20メートルの滝があって、森の豊さを象徴している、存在になっていました。

酒造工場の敷地の中に、渓流からの水が引き込まれていて、それが、甕(カメ)に入れられた、焼酎甕を川の水で冷やしていたのです。

低温熟成させる、そんな技術の開発をしているようです。

いつもの、『ポツンと一軒家』とは、一風変わった、ポツンと一軒家でしたが、

そこには、美味しい焼酎を造ろうとする、人たちの努力と、山の豊かさが詰まった、『ポツンと一軒家』でした。

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鳥飼はスーパーで売れ行きが凄かった。

森の中で造られた『鳥飼』を飲んでみたい。

再放送後、数日経った頃に、近くのスーパーにいったところ、

いつものお酒のコーナーで、焼酎の棚に、いつも置いてある『鳥飼』が、品薄でした。

再放送にも関わらず、やはり、凄い反響に驚きました。

きっと、あの放送を見た人たちは、あの豊かな森で造られている『鳥飼』を、飲んで見たいと思ったのでしょう。

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