最近、UQモバイルのCMで 、女王様気質の女王様UQUEENに扮した満島ひかりさんが 、
「リスクを冒さないことこそ、最大のリスクだ!」 と言い放ちます。
すると、執事役の松田龍平さんが、そんなUQUEENの言葉が胸に刺さり、「グサッ」と言いながら、胸に手をあてる執事でした。
それは、思わずハッとさせられるCMです。
何故、人はリスクを嫌がるのか!
それは、失うことの恐れからです。その結果として、望むモノや、夢が実現は、果てしなく遠ざかって行きます。
新しいことに挑戦するには、一歩踏み出す勇気や、多大なエネルギーが必要です。
それを乗り越えるからこそ、大きな成果が得られるのです。
「なかなか自分の目標や夢が実現しない…」と、悩んでいる人は、無意識の中に失う事への恐れを、持っているからでしょう。
予測不可能な時代に先手を打つ リスク大全(できるビジネス) [ 深津嘉成 ]
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「不作為」と言う言葉。
類語で、「不作為」と言う言葉があります。「不作為」とは、あえて積極的行為をしない事という意味です。
不作為(ふさくい)」とは、現在起きている出来事に対して、積極的に働き掛けることなく、そのまま放置する事を意味します。
接頭語の「不」は「無」と同様に否定を表す働きをしますが、
「不」は「~しない」、「無」は「~がない」という違いがあります。
つまり「不作為」はあえて「作為」を行わないことを、「無作為」は「作為」そのものがないことを表しているのです。
リスクと言う言葉が、よく使われる場面としては、投資の世界でしょう。
リスクを冒して投資をするか? それとも、元本保証を優先して、利率の低い預金にしておくかで、結果は大きく変わります。
でも、投資にはリスクがつきまといます。そのために、分散投資と言う、リスク回避の方法もあるのです。
人生を、安全運転で送るのも大事なことですが、
安全運転になるばかりに、のろのろ運転を続けることで、かえってリスクを誘発することになったら大変です。
安全運転を心掛けながら、その時の波に乗ってゆくことも、必要なことではないでしょうか。
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幹部候補生に立候補する?
企業にお勤めのビジネスパーソンの方、こんなケースはどうでしょうか?
あなたの勤める企業が、ある地域に支店を出すことになりました。その店長候補を社内で公募すると言う、通達が流れました。
あなたは、この店長候補に応募しますか?
その地域は激戦区でなかなか厳しい立地条件だとしたら、なんだか、難しそうだし、
役員との面談で色々聞かれるのが面倒だからと、何もしないでいたら、あなたの後輩が応募しました。
その後輩は何回かの役員面談の末、合格はしませんでしたが、
公募に応募したという積極性が評価され、違う支店の副店長に昇格したのです。
行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術 [ ハック大学 ぺそ ]
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「リスクを冒さないことこそ、最大のリスクだ!」の名言。
マーク・ザッカーバーグ
「一番リスクが高いのはリスクを取らないことだ」
マーク・ザッカーバーグは、1984年生まれのアメリカ人で、プログラマー・実業家です。そして、Facebookの共同創業者兼会長兼CEOです。
時代をきりひらくIT企業と創設者たち(1) Facebookをつくったマーク・ザッカーバーグ
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ラリー・エリソン
オラクル創業者ラリー・エリソンさんも同じようなセリフを言っています。 「何もしないことが、一番のリスクだ」と。ㅤ
オラクル(Oracle Corporation)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州で創業しました。
テキサス州に本拠を置く、民間法人や、公的機関を対象とする、ビジネス用途に特化したソフトウェア会社です。
2007年には、世界で第3位のソフトウェア会社となり、2019年ではマイクロソフトに次ぐ、第2位の企業へと成長しています。
そのオラクル社は、1977年にラリー・エリソンにより設立されました。
A・P・ゴウセー(作家)
「リスクを冒さずに利益を上げようとしたり、危険を冒さずに経験を積もうとしたり、仕事をせずに報酬を得ようとしたりするのは、生まれずに生きようとするのと同じように不可能である。」
西川 晃一郎(日本ユニシス社長)
「最初から「できない」ことを前提にせず、「どうしたら出来るか」を 考えてほしい。「不可能」と「困難」は違うのである。」
ジーナ・デイヴィス
「何もリスクを犯さないということは、全てをリスクにさらすということだ」
本田圭佑
「リスクのない人生なんて、逆にリスク」
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「最大のリスクはリスクのない人生を送るリスク」
スティーブン・R・コヴィーと言えば『7つの習慣』で、彼はアメリカの作家で、経済学者であった人です。
彼が刊行した『7つの習慣』には、成功した人生を送るための、エッセンスが詰まっています。
スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』は、ビジネス書ですが、
成功哲学、人生哲学と言う人間生活のほかに、人文、思想、人生観、教訓、自己啓発の要素があります。
著者のスティーブン・R・コヴィーは、『7つの習慣』を執筆するに際して、
アメリカ建国以来発行された、約200年分の「成功」に関する文献を調査しました。
その結果、近年の50年分の文献では、コミュニケーションスキルや、ポジティブシンキングなど、
上辺だけの、応急処置的なテクニックの解説に終始するものが、殆どであったのに対し、
始めの150年間の文献では、誠意、謙虚、勇気、正義、忍耐、勤勉、節約、黄金律と言った、
不変の原則に基づく、優れた人格の養成を重視している事に、気が付いたのでした。
彼は成功するために起因するものが、人格の養成を重視していることを発見したのです。
完訳7つの習慣 人格主義の回復/スティーブン・R・コヴィー/フランクリン・コヴィー・ジャパン
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【抽出】
デニス・ウェイトリー
「本当に危険なのは、何もしないことだ」
ドナルド・トランプ
「慎重になりすぎることが最大のリスク」
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ラ・フォンテーヌ
「危険にあまり注意しすぎると、多くの場合、危険に落ち込む」
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ウォーレン・バフェット
「分散とは無知に対するリスク回避だ」
投資の神様と言われているのが、ウォーレン・バフェットです。
彼は大富豪にも関わらず、アメリカ合衆国の中西部にある、ネブラスカ州のオハマに住んで、株取引をしていているのです。
自らが経営する投資会社、バークシャー ハサウェイのCEOで、総資産735億ドル の資産を持っています。
ウォーレン・バフェットは、成長性のある会社に目を付け、その会社に長期投資をし、莫大な資産を、手に入れて来ました。
彼は1958年に地元オハマ郊外に、3万ドル(約320万円)で購入した家に、今も住み続けています。
明るく謙虚な人柄から、尊敬の念を込め「オハマの賢人」と呼ばれています。
彼はアルバイトで作った資金を元手に、たった一代でこれだけの資産を築き上げたのでした。
株の世界で常に勝ち続けるのは至難の業です。でも。彼はそんな株の世界で、勝ち続けているのです。
彼は、誰もが知っているコカ・コーラなどアメリカを代表する企業の株を、長く保有する事で莫大な資産を手に入れました。
また、自分が分からない分野の企業には手を出さないとして、
IT関連株には手を出さず、その後に起きた、ITバブル崩壊の影響を受けなかった話は有名です。
そんなことから、世界中の投資家たちが、彼の買った銘柄を、彼の投資法を、知りたがっているのです。
ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ 若き日のバフェットに学ぶ最強の投資哲学 [ グレン・アーノルド ]
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【抽出】
「リスクの有無を行動の基盤としてはならない」
ドラッカーの『マネジメント』は、今も多くに人に読まれいる経済書だと思いますが、
マネジメントと言うと、企業のための、金儲けのハウツー本だと、思われるかもしれません。
しかし、そこには「人間が幸せに生きてゆくため、幸せになるためには何が必要なのか」が、描かれているように思えるのです。
ドラッカーは、社会の構成要素である組織に、目を付けたのです。
すべての財とサービスが組織で生み出され、その組織の中で、人々が働いているのであれば、
その組織をより良いものにして行けば、組織の集合体である社会も、良くなるのではないかと。
私たちは、日常の大半を組織の中で過ごしています。
だから、その組織の中で、どう過ごしているかによって、幸福感が違って来るのだと思うのです。
マネジメント 基本と原則 [ ピーター・ファーディナンド・ドラッカー ]
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【抽出】
ウォルト・ディズニー
「勇気にはある種のリスクが付きまとう」
兄のロイ・ディズニーと共同で設立した「ウォルトディズニーカンパニー」は、
数々の倒産と失敗を繰り返しながらも、彼らは「夢と冒険」の世界を、追い続けました。
そんな彼らが追い求めた、「ウォルトディズニーカンパニー」は、今では、総資産985億ドル(2018.09期)の巨大企業となり、
更に多くの企業を買収し続け、更に、成長し続けています。
そんなウォルト・ディズニーの名言は、
「夢を求め続ける勇気さえあれば、すべての夢は必ず実現出来る。いつだって忘れないで欲しい、すべては一匹のネズミから始まったという事を」
ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯 完全復刻版 [ ボブ・トマス ]
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【抽出】
羽生善治
「積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると、いつも自分に言い聞かせている」
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キルケゴール
「リスクを恐れて何もしないと、自分を弱くし、将来のリスクが大きくなる」
新訳 不安の概念 (平凡社ライブラリー) [ セーレン.キルケゴール ]
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「リスクを冒さないことこそ、最大のリスクだ!の名言。」への1件のフィードバック
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