【株の教科書】お金を損したくない臆病な投資家たち 。

 

株式相場は、欲の世界。

 株式相場は欲の世界です。

 毎日のように株式市場では、お金を殖やしたい、もっと、お金持ちになりたいと思って、たくさんの人や企業が参加しています。

 そして株式市場に参加した全ての投資家たちが、

 絶対に損をしたくない、絶対に負けたくないと思って、動いています。

株価は何で動く?

株価の動く要因。

 株価の動く要因は、企業業績、新製品の開発、不祥事、金利動向、為替相場、政争、国際情勢、有事と、数え上げたら切りがありません。

 その要因が、有利に働くと思えば上がるし、不利に働くと思われれば下がります。

 個別企業の業績が、どれだけ良くても、政治や、為替などの外部要因があると、一斉に売りを浴びせられます。

 それは、絶対に損をしたくないと思っている、臆病な投資家の心理を、反映しているのです。

 私に初めて株式を教えてくれた、先輩の彼は、よくこんな話をしていました。

 「今日は300万円儲けた」「今持っている株式の保有額は8,000万円になったよ」でも、彼から損をした話は、聞いたことがありませんでした。

臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話 [ 竹川美奈子 ]

バブル崩壊。

バブルが崩壊しました。

 そしてバブルが崩壊しました。広い知識を持ち、行動力があり、自信に満ち溢れて、スピード出世をしていた彼は、

 会社を辞め、自宅を売り払い、行方不明になり、私たちの周りから、完全に姿を消してしまったのです。

 ショックでした、影響力が大きく、将来を嘱望されていた彼が、再起不能になるまで、のめり込んでしまった株式相場。

 私の身近な人の中で、そんな風になった人を見るのが、初めてだったので、お金の魔力の恐ろしさを、知ることになりました。

 そして、私は臆病な投資家になってしまいました。

 少しの株価の値下がりにおびえ、仕事の最中も株価が気になって仕方ない、そんな、つまらない人間になってしまったんです。

勝ち続ける個人投資家のニュースの読み方 [ 玉川陽介 ]

「上がる」か「下がる」か。

 株は買った途端から「上がる」か「下がる」かの二つに一つです。

 上がれば、もっと上がれと期待し、一方で、ここまで上がったんだから、もう下がるんじゃないかと不安に思う。

 下がれば、このまま下がるんじゃ、損をしてしまうと思う一方で、

 ここまで下がったんだから、そろそろ上がるんじゃないか。待ったほうが、良いんじゃないかと悩みます。

 このように、株式市場に参加している、全員が損をしたくないと思って、売買している世界なんです。

 儲けた人がいる一方で、損をしている人がいる世界です。常に売り買いの思惑が交錯し、それが株価に表れているのです。

一生お金に困らない個人投資家という生き方 [ 吉川英一 ]

お金を損したくない、臆病な投資家たち

リーマンショックの襲来。

 その後も、私の臆病が続きました。バブル崩壊の後に、リーマンショックが来ました。この時も、また株は塩漬け状態になってしまいました。

 それよりもショックだったのは、知人の方が、リーマンショックによって、家を失ったのです。

 200坪の敷地に、自宅と賃貸物件を持っていた彼は、悠々自適な生活をしていましたが、一変してしまいました。

マンガ 生涯投資家 [ 村上 世彰 ]

 

信用取引の恐ろしさ。

 改めて、株式の信用取引の、恐ろしさを知りました。お金は欲しいけれど、自分の身の丈に合った、お金を求めないと、怖いことになると、思い知らされました。

 株の世界では、投資家の約9割が、含み損を抱えていると言われます。

 買った途端に、それまで上がっていた株が、下がり始めた経験がある方は、多いんじゃないでしょうか。

バフェット流投資に学ぶこと、学んではいけないこと 個人投資家にとっていちばん大事なノウハウ [ ヴァホン・ジョンジグヨン ]

 

株価の値下がりに対処するには。

臆病を克服する方法。

 株の臆病を克服する方法は、いろいろ紹介されています。ロスカットを、5%とか10%に決めておけば、それ以上のロスの発生は防げます。

 しかも、ネット証券では、ワンクリックで設定出来るので便利ですが、それを繰り返しすぎるのは、どうなんでしょうか。

 昔から言われているのは「ナンピン」でしょう。下がった時点で買い増せば、平均購入価格を、下げられる論法ですが、

 そもそも、下がっていて手放したいと思っていて、興味をなくしている銘柄を、買い増すのは、かなり抵抗感があります。

 どうしたら臆病な投資家から、脱却出来るのでのでしょうか。

 それはたぶん、投資先の会社が好きで、その会社を、応援したいと、思う事じゃないかと思っています。

株式投資これだけはやってはいけない (日経ビジネス人文庫) [ 東保裕之 ]

キャピタルゲインと、インカムゲイン。

 多くの投資家は、キャピタルゲイン(株の売買によって得られる利益)を求めて、株式市場に参加します。

 しかし、上手く行かなかった時には、インカムゲイン(株を保有することによって得られる利益:配当金・優遇)があると思うように、気持ちを切り替える事も、大事だと思っています。

 配当金は、銀行の定期預金金利の100倍以上には、成っているんですから、

 預金よりは、ましだと思う気持ちが、考えにゆとりを与えてくれる事でしょう。

バフェットからの手紙第4版 世界一の投資家が見たこれから伸びる会社、滅びる会社 (ウィザードブックシリーズ) [ ウォーレン・バフェット ]

 

資産の配分と配分割合。

 資産の3分法は、昔から言われています。不動産、有価証券、預金と分けて持ち、資産を一極に、集中しない方法です。

 世代によって、その配分割合の、見直しが必要です。若い世代は投資を多めに、年金世代に差し掛かったら、預金を多めには常識です。

ピーター・リンチの株で勝つ アマの知恵でプロを出し抜け/ピーター・リンチ/ジョン・ロスチャイルド/三原淳雄【合計3000円以上で送料無料】

臆病な投資家の不安を解消。

不安から解消方法。

   臆病な投資家である私は、いったい、どうしたらその不安から、解消されるのでしょう。

 答えを出すのは難しいですが、投資をしながら、心穏やかでいられなければ、その影響が仕事にも、私生活にも、表れてしまいます。

 そんな状態なら、株式投資などせずに、預金にしておけば良いんですが、それでは、長い年月を活かしての、資産運用は見込めません。

 時間を味方にした、投資が見込めないのなら、資産を殖やすことは出来ません。こうして、堂々巡りを、繰り返すだけです。

株式投資の学校 知識ゼロでも大丈夫!基礎から応用までを体系的に学べる! 入門編 「お金持ち投資家になりたい!」と思ったら必ず読む本/ファイナンシャルアカデミー【1000円以上送料無料】

 

個人投資家が、唯一、臆病にならずに株を持ち続けられる方法とは。

 情報力も、資金力もない個人投資家が、唯一、臆病にならずに、株を持ち続けられる方法は、

 株価が暴落した時、全員が弱気になっている時に、

 あなたが好きな会社、応援したいと思っている会社の中から、業績の良い優良株を買って、長期に亘り、保有する事だと思っています。

元手50万円から始める! 月5万円をコツコツ稼ぐらくらく株式投資術【電子書籍】[ JACK ]

その時に買う、勇気があるか否か。

 その時に買う、勇気があるかです。だって投資は、自己責任が原則だからです。

 もし10年以上前の時点で、買っていれば、今では、日経平均で言うと、たぶん当時の、3倍ぐらいに、なっているんだろうと思います。

 こうなれば、多少の株価の変動にも、余裕を持っていられるし、毎日株価を、チャックすることも、なくなるでしょう。

 株式投資だけに集中せずに、資産の3分法のように、預金、有価証券、不動産のバランスを考えて、

 保有していれば、一つに集中する事もないので、ある程度、安心していられるかと思います。

株式投資の王道 プロの目利きに学ぶ「良い会社」の見分け方 [ 阿部 修平 ]

預金、有価証券、不動産の特性を組み合わせる。

 預金は元本保証で、安心して、保有出来る代わりに、金利が低く、収益を上げることは出来ません。

 有価証券はリスクが高く、株価は常に変動するので、売買するには、ストレスが掛かりますが、リターンを期待出来る可能性がありますが、あくまでも自己責任が原則です。

 不動産は安定した収益が見込めますが、老朽化に伴う空室対策が、常に存在します。

 また日常の管理や、入居者トラブル、修理などある程度の負担がある一方、確定申告では減価償却や、借入利息の経費参入など有利な点もあるのです。

 どれも一長一短があり、どれが良いかは言えませんが、

 上手く組み合わせるのが、昔から言われている資産3分法です。上手に活用するには、どれも、勉強が必要です。

ニーサで始めるはじめての株式投資 大学教授が伝授する低位株での堅実な投資実践法 [ 北野士郎 ]