杉下右京の口癖と、彼が発する名言。
警視庁特命係の杉下右京は、彼の推理力と洞察力で、難事件を解決するまでのストーリーが見もので、高視聴率を維持しています。
彼の事件を解決する手法が論理的に展開されて行きます。
そして、現在の刑事ものブームのきっかけを、『相棒』が築いた、先駆者となったのは間違いないでしょう。
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特命係の部屋は、こだわりの右京の世界。
多趣味な右京さん。
警視庁特命係の部屋には、右京さんの好きなものが勢ぞろいしています。チェス、クラッシック音楽、落語、紅茶です。
特命係の部屋を見渡して見ると、杉下右京のデスクの左側には、ガラスのチェス盤が置かれていて、すぐ、手の届くところにあります。
デスクの右側の窓際に、プレーヤ付きのオーディオセットと、ヘッドフォンが置かれていて、
時間が空いた時に、クラッシックを聴いているようです。
その時、聴く曲が、右京さんの好きな、エルガーの『威風堂々』と『愛のあいさつ』だったら嬉しいです。
特に落語は、同じ趣味を持つ米沢さんと話が盛り上がり、落語のカセットテープ、DVDやCDを融通し合い、
いつも世話になっている彼に、お礼の気持ちとして高座のチケットをプレゼントするシーンがたびたび出て来ます。
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そして、デスクの後ろには、お気に入りの紅茶のセットが置かれていて、
ティーポットを高い位置から、ティーカップに注ぐシーンは、あまりにも有名ですが、
あのような淹れ方には、賛否両論があるようです。
右京さんは紅茶に対しての見識が高く、茶葉の銘柄にも、こだわりがあるように思われます。
この「ティー」嗜好の影響は、何処から来ているのでしょうか。
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「おやっ!妙ですね…」
こだわりの口癖や言葉が、事件解決の糸口。
このこだわりが、事件に挑む姿勢や、解決に向けた洞察力にも表れているのです。
そんな杉下右京の口癖や、杉下右京らしい言葉が数多く、ドラマの中で発せられています。
そんな、杉下右京ワールドの言葉には、視聴者を引き付ける魅力に溢れています。
杉下右京の口癖5選。
「妙ですね……」
杉下右京が、事件の裏付けが取れない事柄に遭遇した時に、多く発しているようです。
自分自身に言っているようで、実は、周囲の人たちを一瞬にして、引き付ける魔法の言葉です。
「妙ですね」と言っている時には、右京さんの頭脳は、既に、事件解決の方向性が、動き出しているのです。
「おやっ?」
右京さんが事件の経緯の中で、解決の糸口に気づいた時に発していて、一番多く耳にする言葉です。
何かを発見した時、何か見逃せないものを発見した時につぶやき、鋭い観察眼を示しています。
「僕としたことが……」
何か重要な事象を見逃している時に、自分自身を諫めるような意味合いで使うようです。
この言葉がきっかけで、事件が解決の兆しを見せるようです。
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「あと一つだけ」
事件関係者と思われる人に、聞き込みをしている時に、右京さんがその場を立ち去る間際で、この言葉は多く発せられます。
この言葉から有力情報を引き出し、事件解決に結び付くきっかけになるのです。
同じような意味で「一つよろしいですか」「最後にもう一つだけ」などが使われたいます。
「いい加減にしなさい!」
この言葉は、最後の場面で犯人が判明し、犯人に証拠を突きつけますが、
それでも犯行を認めず、自分のせいでは無いなどと、言い逃れを繰り返す時に、
右京さんは顔を震わせながら、大きな声で怒りをぶつけるのです。
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杉下右京の名言8選。
「残念ながら、この世に、人間の命より価値のあるものはありませんよ。」
Season1 第6話『死んだ詐欺師と女美術館長の指紋』
右京さんが、命の大切さを教えて呉れる素晴しい言葉です。
右京さんが、顔を震わせながら、価値あるものを言い聞かせる姿が、想像出来る言葉です。
「もしも限界があるとすれば、それは諦めた瞬間でしょう。」
Season1 最終話『特命係 最後の事件』
私は、この「最後の事件」の題名に驚きました。
『最後の事件』(The Final Problem)と言えば、イギリスの推理小説家、
アーサー・コナン・ドイルの短編小説である、シャーロック・ホームズシリーズの一つだったからでした。
これは、コナン・ドイルの、56ある短編小説のうちの、24番目に発表された作品です。
イギリスの『ストランド・マガジン』1893年12月号に発表され、、
同年発行の第2短編集『シャーロック・ホームズの思い出』(The Memoirs of Sherlock Holmes) に収録された 推理小説の題名と同じだったからでした。
やはり、杉下右京は、シャーロックホームズを意識した、ドラマだったことが、これで証明されたようなものです。
シャーロック・ホームズの思い出 / 原タイトル:THE MEMOIRS OF SHERLOCK HOLMES[本/雑誌] (新潮文庫) (文庫) / コナン・ドイル 延原謙
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「僕はね……亀山君……、どちらかと言えば、穏やかな人間です。」「しかし、売られた喧嘩は買いますよ。そして、必ず勝ちます。」
Season2 第2話『特命係復活』
この回の中で出て来る言葉です。そして、この言葉は相棒ファンの中でも、特に人気があり、多くに支持を得ていると言います。
月本幸子は、ついてない女なのか?
あなたはそれが出来る筈です。
「すべてを変えてやり直すことなど、本当に出来るとお思いですか!あなたは月本幸子以外の何者でもないのです!、
どんなに不本意な人生であっても、逃げ出さずに立ち向かうことしか、本当の幸せを手に入れることは出来ません。あなたは、それが出来る筈です!」
Season4 第19話『ついてない女』
二代目『花の里』の女将になるのは、まだ先のSeason10 になってからです。
そして、月本幸子は『相棒』で無くてはならない、右京さんの癒しのスポットになって行きましたが、
この時既に、右京さんは月本幸子が更生して、しっかり生きて行く事を見抜いていたんです。
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「君は亀山君の代わりにはなれません」
Season7 第19話『特命』
初代相棒の亀山薫から、二代目相棒の神戸尊に、バトンタッチした時に発せられた言葉ですが、
何だかインパクトがあり過ぎますし、こんなことを異動先で言われたら、落ち込んでしまいそうな言葉です。
ここでは「君も頑張れよ!」と捉えて良いのでしょうか?
「真実の追求に、もうこの辺でいいなどと言うことは、絶対にありません。」
Season9 第6話『暴発』
右京さんが、正義のために、真実を追求しようとする姿が見えるようです。尾美としのりさんが初登場した回でした。
「罪と言う秘密を抱えたままで、本当の幸せを手にするなど、決して出来ないと、僕は思いますがね。」
Season14 第9話『秘密の家』
右京さんの考えの根本には、罪を犯した者は、罰を受けなければならない。と言う思考があります。
また、罪を犯した者には、罰を与えるチャンスを与えなければならない。ともしています。
そして、右京さんは正義と自分の信念に基づいて行動しているのです。それを第三者が曲げることは出来ないのです。
そこには、警察官としての正義があるのでした。
そして、この『秘密の家』で右京さんが、自身の結婚と離婚について話しているのです。「僕は一度失敗していますから」。
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「僕は、そもそも、そうした事に興味がないんです。」
Season15第3話『人生のお会計』
それはSeason15第3話の「人生のお会計」の冒頭シーンから始まりました。その日の、冠城亘は、何だか変でした。
どう言う風の吹き回しか、「勉強させて欲しい」と、伊丹刑事(川原和久さん)に取り入り、事件捜査の見学をしていたのです。
いつもなら特命係を嫌がる伊丹刑事も、何にも言わずに捜査にあたっていました。
その訳は、冠城亘たちが選んでいた、上司にしたい人物の第2位に、伊丹刑事が選ばれていたからです。
そして、1位は杉下右京だと言うのです。
事件が一段落して右京さんと冠城亘が『花の里』で、仕事の後の一杯を愉しんでいました。
『花の里』の女将、月本幸子(鈴木杏樹さん)が「右京さんは何位だったのですか?」と尋ねると、
冠城亘は人差し指を掲げると、女将の月本幸子は喜びますが、
右京さんは「僕は、そもそも、そうした事に興味がないんです。」と、話しましたが、その表情は、なんだか、うれしそうに見えました。
そして、右京さんが嗜んでいる熱燗は、右京さんの背後に見えている、薦被りをした黄桜なんでしょうか?
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杉下右京の腕時計が気になります。
杉下右京はブリティッシュスタイルの、ダークスーツにサスペンダー、
腕に輝くのは、アメリカの歴史と共に歩んで来たブランド・ハミルトンの腕時計です。
1910年~1930年代に栄えたアールデコを取り入れた、クラシカルで趣深いモデル・ボストン(H13431553)。
センターセコンドではなく、スモールセコンドと言うクラッシックスタイルの腕時計で、さりげなくオシャレを演出していて、
何故か!気になって仕方がありません。
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