警視庁特命係の部屋。
『相棒』の舞台と言うと、警視庁特命係の、あの部屋です。
警視庁は、千代田区霞が関2丁目1番地1号にあり、内堀通りを挟んで、皇居の桜田濠があります。
東京メトロ有楽町線、東京メトロ日比谷線の地下鉄駅を上がると目の前です。
近隣には、国会議事堂、法務省、海上保安庁、国土交通省、警察庁、外務省、日比谷公園など、
日本の行政の中枢が、霞が関には集中しています。
特命係の部屋は、間借りの部屋。
組織犯罪対策5課に間借り。
杉下右京の部屋は、警視庁の組織犯罪対策5課の1室に、間借りしているようで、
組対5課の一番奥の、倉庫兼予備室のようなところが、「特命係」の部屋です。
入口にドアはありません。そのため、特命係の動きは、筒抜けの状態です。
組織犯罪対策5課長の、角田課長役の山西淳さんが、「暇っか」と言って入って来ては、
コーヒーメーカーからコーヒーを、パンダのマグカップに注ぎます。
このシーンを見るたびに、このマグカップは、持ちにくそうだな思ってしまいます。
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特命係の部屋にある右京さんのお気に入り 
出退勤確認の木製ボード。
コーヒーメーカーの上には、出退勤確認の木札ボードがあります。
黒字が出勤、赤字が退勤又は外出中の印となります。
タイムレコーダーが何処にあるのか、気になりますが、
お役所ではいまだに、印鑑を押印して出退管理しているところがあるようです。
「特命係」の部屋には、色々な物が置いてあります。杉下右京のデスクは、会議室用のスチール製の長机です。
椅子は、肘掛けの付いた黒い椅子で、相棒役の椅子は、肘掛けが付いていないので、上司の立場の表れでしょう。
デスクには、パソコンと電話が置いてあり、その左手に、ガラスのチェス盤が置いてあります。
なかなか、職場にチェスは置いてありません。
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チェスの歴史と、チェスの造詣。
ガラスのチェス盤と、チェスの歴史。
その筋の研究によれば、チェスの起源は、古代インドのチャトランガに、さか上るのは確実なようです。
「チャトランガ」とは、サンスクリット語で「4つの部分」を意味しいるようで、
4人制のルールもあったようですが、2人制のルールでは、
象、馬、戦車、歩兵が、軍隊を編成し、その誕生は、紀元前にさかのぼるらしいのです。
2人制のゲームはペルシャへ伝えられ、戦争や貿易に伴って、ヨーロッパに伝わったようです。
13世紀後半には、口述筆記した「チェスのゲーム」The Game of Chessが出版されていたと言うから驚きです。
17世紀には、チェスは、もっぱら娯楽として普及し、
「コーヒーハウスチェス」として資産家をスポンサーとして、競技されるようになったのです。
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油絵 フアン・グリス チェス盤とグラスと皿 P12サイズ P12号 606x455mm 油彩画 絵画 複製画 選べる額縁 選べるサイズ
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杉下右京とチェス。
劇場版『絶体絶命！42.195㎞東京ビックシティマラソン』では、
西田敏行さんが演じる、木佐原とのチェスバトルが、事件の重要な鍵となっています。
また、東大チェスクラブに所属していた杉下右京は、学生時代には、一度も負けた事が無いと言う、逸話も残っています。 
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ピアノとクラッシック。 
クラッシック好きの右京さん。
窓際には、レコードプレーヤー付きのオーディオセットや、ヘッドフォンが置かれています。
杉下右京は、ピアニストとしての腕前もプロ級のようで、本格的なクラッシックファンのようです。
これって、シャーロックホームズと似ていると思いませんか。
ホームズは、バイオリンの名手で、名器ストラディバリウスを、所持していたのです。 
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愛するクラッシック作品集。
『相棒―Classical Collection』
右京さんのクラッシック好きを編纂した、愛するクラッシック作品集と言うものがあるようで、
『相棒―Classical Collection』がそれで、収録作品は次のようになるそうです。
収録曲
01.《相棒4》オープニングテーマ(池頼広)(吹奏楽バージョン)(福田洋介編曲)
02.威風堂々 第1番(エルガー) season2 第1話｢ロンドンからの帰還
03.愛のあいさつ(エルガー) season2 第7話｢消えた死体｣
04.G線上のアリア(バッハ) season1 第2話｢教授夫人とその愛人｣
05.英雄ポロネーズ(ショパン) season3 第14話｢殺しのピアノ｣
06.夜想曲 作品19の4(チャイコフスキー) season2 第1話｢ロンドンからの帰還｣
07.《冬の旅》より｢幻の太陽｣(シューベルト) season2 第16話｢白い罠｣
08.幻想小曲集 作品73：第1曲(シューマン) season3 第9話｢ゴースト｣
09.交響曲第41番《ジュピター》：第3楽章(モーツァルト) season3 第8話｢潜入捜査｣
10.交響曲第25番：第1楽章(モーツァルト)[抜粋] season3 第10話｢ありふれた殺人｣
11.ヴァイオリン協奏曲第2番：第2楽章(バッハ) season4 第4話｢密やかな連続殺人｣
12.アヴェ・マリア(シューベルト) season4 第1話｢閣下の城｣
13.エレジー(フォーレ) season4 第15話｢殺人セレブ｣
14.アヴェ・マリア(バッハ / グノー) season5 第8話｢赤いリボンと刑事｣
15.カルミナ・ブラーナ：おお、運命の女神よ(オルフ) season5 第11話｢バベルの塔｣
16.アダージョ(アルビノーニ)[抜粋] season1 第12話｢特命係、最後の事件｣
17.歌劇《真珠採り》より｢耳に残るは君の歌声｣(ビゼー) season6 第3話｢蟷螂たちの幸福｣
18.交響曲第9番《合唱》：第4楽章より｢歓喜の歌｣(ベートーヴェン) season5 第11話｢バベルの塔｣
19.《相棒4》オープニングテーマ(池頼広)(ピアノ・バラード・バージョン)(美野春樹 / 福田洋介編曲) 
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心に沁みる『愛のあいさつ』。
エルガーの『愛のあいさつ』。
右京さんの好きな曲に、エルガーの『威風堂々』と『愛のあいさつ』が入っている事に共感しました。
『愛のあいさつ』は、あの穏やかなメロディーが、凄く耳に心地良く、多くのＣＭの中で使われていて、よく流れている曲です。
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ホルスト:組曲≪惑星≫、エルガー:威風堂々第1番ー第5番 [ サー・ゲオルグ・ショルティ ]
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ソル・ガベッタ（vc） / エルガー： チェロ協奏曲＆愛の挨拶ほか [CD]
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桐谷美鈴のココディール。
桐谷美玲さんの、ココディールのＣＭ。
『愛のあいさつ』が使われているＣＭでは、桐谷美玲さんが出演していた、ココディールのＣＭが有名です。
ヨーロッパの街並みを、桐谷美玲さんが颯爽と歩いて行くシーンがあって、「Walk編」と「Snap編」がありました。
この中で、『愛のあいさつ』を、ジャズ風にアレンジして、おしゃれな作風に仕上げて、歌っていたのが、
日本人のボーカリストの、出口優日(ﾃﾞｸﾞﾁﾕｶ)さんです。
出口さんは、2010年に洗足学園音楽大学のジャズボーカルコースを卒業して、ボーカリストとして活躍しています。
モーツァルトの、交響曲第41番《ジュピター》も良い曲です。この曲も多くのアーティストに、支持されている名曲です。
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右京さんの、木製のロッカーと書棚。
右京さんの、デスクの後ろには、木製のコート掛けがあって、帽子がいつも掛かっています。
その横には、木製のロッカーと木製の書棚があって、
中にはファイルがキチンと整理されて並べられていて、杉下右京の几帳面さが、表れています。
この書棚の上に、大きなボードのような、額のようなものが乗っていますが、何なのかは分かりません。
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掛け時計の下の、謎の写真。
窓際の掛かっている、額に入った写真の謎。
そして、窓際に、円形の掛け時計があって、その下に、写真の額がありますが、
この写真が、外国の街並みのように、見えるのですが、よくわかりません。
推測すると、赴任時代のロンドン街並み、あるいは、スコットランドヤードの、研修当時の場所の風景、なんじゃないかと推理します。
杉下右京のティーカップコレクション。
そして、右京さんのデスクの反対側に、スチール製の、事務キャビネットがあって、
その上段と中段に、杉下右京のティーカップコレクションが、並べられているのです。
その数は、おおよそ、柄違いで10客程度でしょうか。大切に仕舞われていて、右京さんの人柄が垣間見えます。 
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【関連】
特命係の部屋は、ワンダーランド。
杉下右京のワンダーランド。
特命係の部屋には、このように、たくさんの杉下右京の私物が置いてあって、
空き時間に、紅茶や音楽を、優雅にたしなんでいる様子は、正に、杉下右京のワンダーランドです。
しかし、普通のサラリーマンが職場に、私物を持ち込むことは出来ません。
よく、海外のドラマや映画のシーンで、家族の写真を飾ってあるシーンを見かけますが、日本の職場では、まず、見かけません。
オフィスのデスクの上には何も置かない。
そもそも、オフィスのデスクには、電話が置かれていているだけで、他のものは、自分のデスク内に閉まっている筈です。
仕事開始時に、ノートパソコンを施錠された場所から、待って来て仕事をして、
退社時には、ノートパソコンを格納して、退社するのではないでしょうか。
情報セキュリティーの観点から、こんなシステムを実施している職場は多い筈です。
つまり、仕事が終われば、デスクの上には、電話以外何もない状態です。
それに比べると、右京さんのデスク周りは、自分の好きなものだらけです。
よくこれで、上司から注意されないものだと、感心してしまいますが、
注意されたところで、それに、素直に従う右京さんではありませんし、これが出来るのも、杉下右京の人柄なんでしょう。
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【関連】
杉下右京の腕時計が気になります。
杉下右京はブリティッシュスタイルの、ダークスーツにサスペンダー、
腕に輝くのは、アメリカの歴史と共に歩んで来たブランド・ハミルトンの腕時計です。
1910年～1930年代に栄えたアールデコを取り入れた、クラシカルで趣深いモデル・ボストン（H13431553）。
センターセコンドではなく、スモールセコンドと言うクラッシックスタイルの腕時計で、さりげなくオシャレを演出していて、
何故か！気になって仕方がありません。
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