『麒麟がくる』ネタバレあらすじ5話.鉄砲職人伊平次を探せ。

 

美濃の国の明智光秀。

 『麒麟がくる』は、放映が5回目となりました。

 美濃の国(現在の岐阜県南部)で、1582年に生誕した明智光秀は、戦国時代~安土桃山時代に掛けて活躍した武将で大名です。

 明智光秀は、美濃源氏土岐氏の支流である、明智氏の出身で、通称は十兵衛と呼ばれていました。

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「本能寺の変」の、三日天下。

「三日天下」。

 織田信長の重臣として仕え「本能寺の変」を起こして、主君を自害させて、天下人になったのですが、

 それは三日天下と呼ばれ、わずか13日後に、豊臣秀吉に追われ、命を落としたことは有名な事件です。

16世紀のヨーロッパ。

戦国時代、ヨーロッパではこんな時代だった。

 この物語の16世紀頃は、ヨーロッパでは、ルネサンスと宗教改革により、中世的な世界観に代わり、近代的な新しい世界観が生まれた時代でした。

 それまでの、天動説から、コペルニクスによる地動説が発表され、宗教観にも大きな影響を与える時代だったのです。

 日本が戦国時代に、国盗り合戦をしている時に、西洋では地球の、天体としての動きが、既に分かって来た時代だったのです。

 『麒麟がくる』は、こんな時代の物語なのです。

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伊平次を探せ。

『麒麟がくる』第5回「伊平次を探せ」。

 『麒麟がくる』は第5回「伊平次を探せ」です。この当時、室町時代の後期(戦国時代)になると、伝来した鉄砲が少しづつ普及して来て、鉄砲の脅威を感じ始めていました。

 そんな中で、美濃にも鉄砲の情報が入り始め、斎藤道三の命を受けた明智光秀は、

 鉄砲の作り方に加えて、何故か、将軍家が鉄砲を大量に必要としている情報を得て、その真相を探るために、再び京へ向かうのでした。

 そこで得た情報では、鉄砲鍛冶職人の伊平次と言う男がいるらしいと言う情報でした。

 そして、明智光秀は、腕利きの鉄砲鍛冶職人の伊平次を探しに向かった本能寺で、

 将軍、明智義輝(向井理さん)の護衛の三淵藤英(谷原章介さん)と再会し、将軍家も、鉄砲職人の伊平次を、探している事を知るのでした。

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足利将軍、足利義輝。

室町幕府第13代征夷大将軍。

 将軍、足利義輝は、室町時代の後期(戦国時代)1536年~1565年を生きた将軍で、室町幕府第13代征夷大将軍です。

 足利義輝は幕府の権力と、将軍の権威の復活を目指して、諸国の戦国大名との、修好に尽力した人物です。

 その頃の室町幕府の状況は、「応仁の乱」は終わっていましたが、それを収拾出来なかった事で、将軍の権威は失墜していて、

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幕府の権力、将軍の権威の失墜。

都落ちの状況の足利将軍。

 幕府のナンバーツーのポジションに有名大名などが、その職に就いていたのでした。

 そのため、将軍はそれらと対立し、都落ちの状況だったのです。

 そんな中で、足利義輝は、塚原卜伝にも師事し、免許皆伝を受けたとされる、剣豪将軍だったのです。

 彼は、混迷する京の情勢に翻弄されながら、近江と京を出入りすることを、余儀なくされた、悲劇の将軍だったのです。

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戦の名言。鉄砲に戦の抑止力がある。

鉄砲にある、牽制と抑止の力。

 伊平次を探している明智光秀は、三淵藤英に連れられて、松永久秀(吉田鋼太郎さん)のもとに向かいました。

 そこで、明智光秀は松永久秀から、「鉄砲の真の力は、お互いを牽制させ、戦を減らす抑止力がある。」ことを、教えて貰うのでした。

 明智光秀は、鉄砲を実際に射撃していましたが、

 銃弾を発射するまでに、手間と時間が掛かり過ぎる事が弱点で、実際の戦では使うのが難しそうだと思っていたのでした。

 そんな明智光秀の考えを一蹴するような松永の言葉は、戦を知り尽くした言葉だったのです。

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刀や弓の時代から、鉄砲の時代が来る。

戦の戦い方が変わって来た時代。

 戦の場で、両軍が対峙した時、敵軍に対して、何丁かの鉄砲で、射撃体勢に入る事は、敵軍の攻撃行動を止める事が出来るのでした。

 そうすれば、その間に弓で攻撃を掛ける事も出来、更には、戦いを抑止させる力がある事を、明智光秀は知ることになるのでした。

 戦国時代は、それまでの戦の仕方が、刀や弓での戦いだったことから、西洋伝来の鉄砲の威力に目覚め、それにどう対処するのかに移行していった時代だったのです。

 そんな中で、明智道秀は、主君、斎藤道三の命を受け、京で鉄砲を調達し、道三に現物を見せ、

 自分でも射撃して見る事で、その良し悪しを実感し、更に、鉄砲鍛冶職人の伊平次を、本能寺まで探しに行っていたのでした。

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