珠玉の、お金の名言選。
お金は不思議なものです。勤労の対価としてお金を得て、生活を維持したり、生活のの質を高めます。
しかし、お金は不公平なものでもあり、富の配分には格差が生じてしまいます。
お金が人生を豊かにしてくれる一方で、お金が犯罪を生むこともしばしばです。人の欲望は、尽きることがありません。
しかし、人はどこかで、お金と折り合いを付けて、人生を歩んで行くしかないのでしょう。
お金はいつの時代でも大切な問題です。しっかり向き合うために、偉人たちは多くの名言を残しています。
偉人たちの言葉の一つひとつが、お金は大切なものだよ。その扱い方を間違えないでと諭しているような、思わず納得してしまう内容です。
人生でお金の事を考えないで過ごせません。だったら、偉人たちの残した言葉に耳を傾けて見るのも大切な事でしょう。
人生の価値観を大きく変える名言に出会えれば、豊かな人生を送れるかもしれません。
ご一緒に珠玉の名言を探して見ましょう。
チャーリー・チャップリンの名言。
チャーリーチャップリンのサムマネー
チャーリーチャップリンはイギリスロンドン出身の映画俳優、映画監督、脚本家で、
サイレント映画時代のスーパースターで「喜劇王」と呼ばれました。山高帽にステッキ姿が印象的です。
代表作である「街の灯」「モダンタイムス」「独裁者」「ライムライト」などは、今でも心に残る名作です。
そんな彼がこんな名言を残しています。
「人生は恐れなければ、とても素晴らしいもんだよ。人生に必要なもの。それは、勇気と想像力そして少しのお金だ。」
「少しのお金」Some moneyと言う言葉は、多くのマネー雑誌や、お金にまつわる書籍の中で、引用されて来ています。
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『ライムライト』に秘められら名言。
「勇気と想像力とサムマネー」
彼の言う人生に必要なもの、「勇気と想像力とサムマネー」の意味は、何だったんでしょうか。
1952年にあの有名な「ライムライト」が完成しました。
この映画の中で、希望を無くした踊り子に、失意のコメディアン役のチャップリンが、人生について語ります。
ここで、このセリフが出て来るのです。
自分らしく生きてゆく為のサムマネー。
お金の心配をしないで済む人生の蓄財。
その意味については、多くの解説がされていますが、
どんな環境に置かれれも「声に出す勇気と、考える想像力」は、時代を超えて勇気を与えてくれる言葉です。
残りのサムマネーは、今では人生を自分らしく生きていくには、
少しでもお金の心配をしないで済むような、お金を蓄えましょうと言うように捉えられているようです。
確かに充実した人生を送るためには、そこに至るまでの努力や知識が必要でしょう。
そして自分の強みを最大限発揮して、人生を歩んで来た時にサムマネーがあれば、
結果的にお金の心配を少しでも減らした、人生を送れるんじゃないでしょうか。
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「サミュエル・ジョンソンの、節約が貯金の第一歩。」
サミュエル・ジョンソンは、18世紀イギリスの文学者で、英語辞典の編纂をしました。そんな、サミュエル・ジョンソンの名言です。
「節約せずに誰も金持ちになれない、そして、節約する者で貧しい者はいない」
確かに貯金をする第一歩は節約だと思います。
サラリーマンの方は、直ぐに収入を増やすことはできません。出来る事は、年1回の昇給を待つぐらいでしょう。
身の丈の生活を心掛け、貯金の喜びを知ること。
そこに行くと、節約は今日からでも、あなたが決断すれば出来ます。
収入が当面増えない状況であれば、身の丈に合った生活をして、その中で節約するしかありません。
貯金と言うのは、継続して行うまでが難しいかもしれません。
しかし、貯まって来れば、貯まるほど、欲が出て来るもので、更に貯めたいと思うものなのです。
これが、お金持ちたちがやっている事なのです。
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貯金の極意は、貯金の残りで暮らすこと。
アメリカの不動産投資家、ビジネス作家として活躍した、ロバート・アレンの名言です。
「お金で成功する秘訣は、使った残りを貯金するのではなく、貯金した残りを使うことである」
これは貯金の極意だと思います。
彼は多くのお金に関するビジネス書を執筆しています。
代 表作は「ワンミニッツ・ミリオネア」「億万長者入門」「大富豪への道」などがあり、お金に興味のある方はお読みになった事があるかもしれません。
貯金をしたお金を元に、車を買う、家を買う、株式投資をする、不動産投資をする、創業をするなど、先ずは、貯金が無ければ出来ないことです。
ロバート・アレンのこの言葉は、かなり厳しい言葉だと思いますが、人は弱いものでなかなか、お金の誘惑に勝つことが出来ません。
それなので、なるべくお金の顔を見ないで貯金しましょう。と言う事になるんじゃないでしょうか。
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預金通帳の事を改めて考えさせられた名言。
アイルランド、ダブリン出身の劇作家で、ノーベル文学賞受賞者のバーナード・ショーの名言です。
A「あなたが一番影響を受けた本は何ですか」B「銀行の預金通帳だよ」
皮肉屋のバーナード・ショーらしい言葉で、言われてみれば、預金通帳以上に人生にとって、影響力ある読み物はあるのかと、考えさせられる表現です。
私が本の虫になったのは、高校入学式の帰り道、駅前の本屋で買ったヘルマン・ヘッセの「車輪の下」の文庫本でした。
へッセの自伝的なこの小説がきっかけで、本の世界に迷い込んでしまったのです。
それからと言うと、毎日のように本を買い続けて、朝から晩まで、授業中も読んでいました。
学生手帳に買った本の題名を書き続け、30代後半になる頃には、その数は6,000冊になりました。このペースなら、定年までに1万冊になるだろうと思っていたんです。
しかし、人生とは不思議なもので、インドア派からアウトドア派になってしまったのです。
人生で一番影響を受けた本は何ですか?
一番影響を受けた本はと問われ、一冊に絞り切ることは出来ません。本は人生を豊かにしてくれ、想像力を持つこと、深く考えることを、教えてくれたからです。
銀行の預金通帳は、給料日に記帳するぐらいで過ごして来ましたが、
言われてみれば、生活に直結するだけに、万一入金が無くなるような事態になったら、大きな影響が出ます。
だから、バーナード・ショーは皮肉たっぷりに言ったんですかね。
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バーナードショーの名言。追加
「20代の頃より、10倍金持ちになったという、60代の人間を、見つけることは簡単だ。だが、そのうちの誰もが、10倍幸せになったとは、言わないはずだ。」
もう一つ追加で、バーナード・ショーの言葉です。
誰もが、20代の頃は夢と希望に溢れ、幸せな未来が待っていると、思っていた筈です。
自分が頑張れば、思い通りの人生が、拓けると思ってた筈です。それが、年を重ねるに従って、現実を知るようになります。
20代の頃の資産が、仮に200万円あるとしたら、60代では、その10倍以上の資産が、ある方はかなり、いるのではないでしょうか。
しかし、どれぐらいの人が、資産が増えたからと言って、10倍の幸せを、感じているかと言えば、確かに、疑問があります。
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シェークスピアの名言。
「お金は借りても、貸してもならず」
ウイリアム・シェークスピアは、16世紀~17世紀を代表する、イングランドの劇作家で詩人です。
彼の四大悲劇「ハムレット」「マクベス」「オセロ」「リア王」は、今から400年前に書かれたものですが、今でも人の心を打つ名作です。
その他に「ロミオとジュリエット」「ヴェニスの商人」「夏の夜の夢」「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残しています。
シェークスピアを日本の漢字表記で表すと「沙吉比亜」となるようです。何だか別人のようです。
彼は、イングランドのストラトフォードの自然豊かな土地で生まれたようです。父親は、皮手袋商人で成功したようで、市会議員でもあったようです。
じゃじゃ馬ならし、空騒ぎ、お気に召すまま。
そんなシェークスピアは、ロンドンに進出し、演劇の世界に身を置くようになり、俳優で活動する傍ら、脚本も書くようになって行き、劇作家の道を歩むことになったのです。
それにしても、シェークスピアの作品の日本語題名が、こじゃれていると思いませんか。例えば、「じゃじゃ馬ならし/Taming of the Shrew」1593年-1594年、
「空騒ぎ/Much Ado About Nothing」1598-1599、「お気に召すまま/As You Like it」1599年、などですが、昔から何て粋な邦題の付け方と感心していました。
そんな、シェークスピアの名言です。
「金は借りてもならず、貸してもならない。貸せば金を失うし、友も失う。借りれば節約が馬鹿らしくなる。」
いつの時代でも、お金と人生、生活は切り離せません。
劇作家になって、成功したシェークスピアの元へは、お金の無心に来るものもいたのでしょう。
そんな、思いを込めて放った言葉のように思えてなりません。
私も、同じような経験をして、今でも迷っている事があります。
学生時代からの彼とは親友で、何かと気が合う仲間でした。社会人になってからも時間を作って、将来のことを話し合う仲だったのです。
そんな彼から「頼むから、何も聞かないで30万円貸してくれ」と頼まれました。
私が暫く躊躇していると、彼は「ごめんね。」と言って私の前から完全に、姿を消してしまったのです。
あれから、数十年が経ちますが、今でも、あの時の事を悩み続けることになってしまいました。
お金とどのように、立ち向かわなければならないのか、今でも、答えの出ない回答を探し続けています。
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ベンジャミン・フランクリンの名言。
「時は金なり」「Time is money」
この言葉はアメリカ合衆国、建国の父の一人と言われた、ベンジャミン・フランクリンの言葉と言われています。
何でこんなに時間が無いんだろうと思っていませんか。1日が短く、1週間が瞬く間で、1年があっという間に過ぎ去ります。
でも、時間は全ての人に平等に与えられたものなのです。
彼は100ドル紙幣の肖像にも、描かれていて、政治家、作家、物理学者でもあったようです。
この言葉の意味は「時間はお金と同じように貴重なもので、浪費する事なく、有意義に使ってこそ価値がある。」と言う事でしょう。
時間を浪費する事は、どれだけ、人生を無駄に過ごしてしまうのか、そんな、浪費する人生を送って良いのかと、戒めているのでしょう。
行動をしない事は時間の浪費。
振り返って見て、私たちはどれくらいの時間を、浪費しているんでしょうか。
お金持ちになりたいと思っていても、ただ、頭の中でただ漠然と考えているだけで、行動に起こさないでいる事は、時間を浪費していることに、なるのではないんでしょうか。
お金持ちになりたいと考えた時は、先ずは、貯金を始めたり、投資の勉強をして見ようと思う筈です。それが、お金持ちへの第一歩になる事だってあるのです。
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ヘンリー・ソローの名言。
「楽しみに金の掛からない人が、最も裕福である」
この言葉は、大自然の中で、自然を追求したアメリカの作家、詩人、思想家、博物学者のヘンリー・ディヴィット・ソローの言葉です。
そんな彼が、27歳の時に、ウォールデン池畔の森の中に、丸太小屋を建て、自給自足の生活を、2年2ヵ月間送りました。
その経験を生かして、代表作『ウォールデン森の生活』を、1854年、彼が37歳の時に出版したのです。
『ウォールデン森の生活』は、池畔の丸太小屋での体験をまとめたもので、その思想は、後の時代の詩人や作家に、大きな影響を与えました。
その著書は、自然や湖、動物などの描写の他に、人間の精神、哲学、社会環境など、幅広く言及しています。
ソローの作品は、人間と自然をテーマにしたものが多く、ネイチャーライティングの系譜に属し、アウトドアの愛好家などから慕われています。
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アランの名言。
「いわゆる、金儲けのうまい人は、無一文になっても、自分自身という財産を、まだ持っている。」
この言葉は、ランスのノルマンディー出身の哲学者、著述家、評論家で、モラリストのアランの言葉です。彼は『幸福論』の著者として名声を博しました。
人生で最大の財産は、自分自身ではないでしょうか。余程の資産家の元で生まれない限り、人の生涯は、ゼロから資産を作り始めるものです。
その人が、教育や知識、技能を身に付けながら、成長するとともに、資産を増やして行きます。
自分と言う財産を、しっかり持っている人であれば、思わぬの出来事で、地位や財産を、万一無くしたとしても、また、復活出来る力を持っていると言います。
自分自身が財産だと言うことを自覚せよ!。
自分自身と言うの財産を持っていれば、その能力を生かして、前に進めることを言い当てているのです。
アランと言う名前はペンネームで、本名は、エミール=オーギュスト・シャルティエという名前です。
フランスの高等師範学校を卒業し、フランスの後期中等教育機関『リセ』(日本の高等学校に相当)の、教師になりました。
教師時代にアランの名で、「デペーシュ・ド・ルーマン紙」に、週一回のペースで、コラムを寄稿し、教師退職後も、執筆活動を続けたのでした。
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ジョン・ロックの名言。
「収入は靴のようなものだ。小さ過ぎれば我々を締め付け煩わしい。大き過ぎればつまずきや、踏み外しの原因となるのだ。」
この言葉は、イギリスの哲学者ジョン・ロックの言葉です。
ジョン・ロック(1633~1704)は、イギリスの哲学者で、イギリス経験論の父と呼ばれた人物です。主著に『人間悟性論』に於いて、経験論的認識を体系化しました。
その人の収入は、その人の身の丈に合った収入でないと、上手くいかないのではないでしょうか。
身の丈に合わない収入は、その人を疲弊させるのではないでしょうか。
いつの時代でも、お金はその人の力量、身の丈に合ったものでないと、負担になってしまうのかもしれません。
だから、ジョン・ロックは、小さい靴は履けないし、大きい靴も危なくて履けないと言っているのです。
そうです、お金は程々が丁度良いと、言っているんじゃないでしょうか。
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スティーブン・スピルバーグの名言。
「僕の人生において、お金なんてどうでもいいんだ。」
Money to me is not factor in my life
この言葉は、アメリカ合衆国の映画監督で、映画プロデューサーの、スティーブン・スピルバーグの言葉です。
彼は、フォーブス誌の「アメリカで最も裕福なセレブリティ」の2位に選ばれた人物です。
お金は大切なものですが、それ以上に大切なものが、スピルバーグにはあったから、こんな言葉を語ったんじゃないかと思います。
お金より大切なもの、それは何なのでしょう。
たぶん、それは映画で、映画を作るためのイマジネーションや、発想力が一番大切なことを実感したから、こんなことを言ったんじゃないでしょうか。
一見すると、お金は有り余っていて、お金のことなんか考えなくても、良い生活が送れるとも、読み取れますが、
映画の発想を考えるのは、並大抵のことでなかった筈です。だから、こんな言葉で表したのではないでしょうか。
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モンテーニュの名言。
「誰もがその収入を公表はしない。ただ収入によって得たものを、見せびらかすだけである。」
この言葉は、16世紀のフランスの哲学者、ミシェル・ド・モンテーニュの言葉です。
ミシェル・ド・モンテーニュは、16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者、モラリスト、懐疑論者、人間主義者です。
現実の人間を洞察し、人間の生き方を探求した主著『エセー』(随想録)は、各国に影響を与えました。
よく、芸能人たちが、収入の額を聞かれる場合がありますが、誰も話しません。
しかし、彼らの腕には高級腕時計あったり、ジュエリーを身に着けて出演しています。
また、自宅公開などと言って、自宅を公開していますが、これを観たら、この人たちは、いったいどれくらい稼いでいるのかと思うことでしょう。
そんな光景を見るにつけ、見せびらかしている人たちは、さぞかし鼻が高いんだろうなと、思ってしまいます。
人は見せびらかす事で、顕示欲を維持しようとしているのかもしれません。
「お金の名言集~世界の偉人賢人著名人が語る響く格言や言葉。」への2件のフィードバック
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