朝礼で自分らしさを出したいなら、ビジネス書のエッセンスを話のはいかがでしょう。
タイトルは知っているけど、読んだことは無いと言う方も多い筈です。
そんな中から、ビジネスシーンにピッタリの本を選びました。
同僚からは、「あいつこんな本読んでいるのか」と思われたり、
上司からは、「あの人は、しっかり勉強しているなぁ」と記憶に刻んで貰えることでしょう。
また、このエッセンスは、クライアントと面談する時にも、さりげなく話題にすることで、あなたの評価は上がる筈です。
多くの社長さんたちはとても勉強家で、多くのビジネス書も読んでいます。
ビジネスチャンスを逃さないためにも、抑えておきたいツールになると思います。
《 目次 19選 》
永松茂久さんの『人は話し方が9割』
水野敬也『夢をかなえるゾウ』
森岡毅『苦しかったときの話を…』
デール・カーネギー『人を動かす』
デール・カーネギー『道は開ける』
ビジネス書 チーズはどこへ消えた?
世界的ベストセラー『ザ・ゴール』
ビジネス書『仕事は楽しいかね?』
『勝間和代式金持ちになる読書法』
ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言
『漫画 バビロン大富豪の教え』
かばんはハンカチの上に置きなさい
コヴィー『7つの習慣』
アドラー『嫌われる勇気』
ディズニーそうじの神様が教えてく…
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』
熊谷正寿一冊の手帳で夢は必ずかなう
ドラッカー『マネジメント』
『金持ち父さん 貧乏父さん』
永松茂久さんの『人は話し方が9割』
『人は話し方が9割』は単行本のビジネス書では、2020年から3年連続で1位を獲得した、100万部突破のベストセラーです。
著者の永松茂久さんは、「会話はスキルよりメンタル」とメッセージを放ち、たった3坪のたこ焼き屋からスタートしました。
彼は小学5年生の時に、近所のたこ焼き屋さんに弟子入りし、将来たこ焼き屋になる夢を持ち、大学卒業後、出版社に入社すると、
クライアントにソースで有名な「オタフクソース」があり、その縁で、「築地銀だこ」の社長と親しくなり、転職し、銀ダコ創業スタッフになります。
26歳で地元の大分県中津市で、3坪のたこ焼き屋を開店すると、なんと日商平均25万円!と言う脅威の売上を成し遂げます。
その時の接客話法が人気店を誕生させるきっかけとなりました。そのコミュニケーション術を知りたくありませんか。
|
【抽出】
水野敬也『夢をかなえるゾウ』
主人公は普通のサラリーマンで、自己啓発の本を読んだり、自らを変えようとしていましたが、三日坊主で上手くいきません。
周りの人とのギャップに悩み、ある夜彼は泥酔したまま、インド旅行で買った置き物に「人生を変えたい」と泣き叫んだのです。
すると翌朝、枕元に関西弁を話す謎の生物が現れます。それは置き物から化けて出てきた、神様・ガネーシャでした。
ガネーシャは夢を実現するための課題を出します。それは、・靴を磨く・コンビニで募金をする・食事を腹八分目に控える、などと言ったものでした。
その課題をクリアするたびに、主人公に何かしらの変化があり、それにより人生が好転し、考えが変わったりしてゆくのでした。
こんな事で人生が変わるの?と、気づきを与えて呉れる、名言が詰まっている本です。
|
【抽出】
ビジネス書!水野敬也著『夢をかなえるゾウ』要約と名言。
森岡毅『苦しかったときの話をしようか』
ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)や、西武ゆうえんちの奇跡のV字回復を成し遂げたのが、マーケターの森岡毅さんです。
著者『苦しかったときの話をしようか』では、多くの人は自分自身を知らないとして、どうすれば自分の強みを発見できるのか?
どうしたら、自分の強みをキャリアに活かせるのかと問いかけています。それには「自分の宝物となるような特徴」を、見いだすことが重要だと言っています。
そして、会社が給料を払っているのは、あなたが人知れず、弱点克服のために費やしている努力ではなく、
あなたの生み出す業績であり、その業績は、あなたの強みから生まれる事を知ることだと言っています。
キャリアで成功したいなら“強み”をもっと磨け! すべては強みを認識することから始まると、森岡毅さんは言っています。
苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」 [ 森岡 毅 ]
|
【抽出】
デール・カーネギー『人を動かす』
ビジネスでは、同僚や上司との関係、そして顧客との対応などで、苦慮することも多い筈です。
上手くいかないとストレスになり、思い悩んで体調を崩したりもします。
人は如何に他人と関わるべきかを、具体的なエピソードと共に紹介しているのが、デール・カーネギーの『人を動かす』です。
本書の中で、人を自発的に動かすための基本として、どんな相手であっても非難することをせず、相手の自己重要感を満たすことだと言います。
人間が行動を起こす中で、最も強い衝動の一つとされるのが、「自分が重要人物でありたい」という欲求で、
この欲求は、食欲や睡眠欲と同様に、とても強い欲求でありながら、自分で解消出来るものではなく、
他者とのコミュニケーションで満たされるからです。
だから、相手の「自己の重要感」を、満たしてあげることが効果的なのだと言っているのです。
|
【抽出】
デール・カーネギー『道は開ける』
デール・カーネギーの『道は開ける』は、悩みやストレスを軽減させ、不安をなくすと言った、自分を守るための方法が書かれていて、人生に役立つ方法が詰まっています。
その1章の冒頭には、「昨日のことは忘れよう。明日のことに思い悩むな」と、書かれています。
過ぎてしまった事は、誰にも変えることが出来ません。また起こるかも分からない、将来の不安を口にする人も多いのです。
明日のことなんて、誰にも分からないのにも関わらず、過去と未来を憂いて、今日と言う1日を無駄にしている人が、どれだけ多いことでしょう。
人生を幸せに生きるために唯一必要なこと、それは、その日、一日を生きると言うことです。
そして悩みの主な要因は、「過去の失敗を今も引きずっている」「起こるかわからない未来をみている」事だとデール・カーネギーは記しています。
|
【抽出】
ビジネス書『チーズはどこへ消えた?』
『チーズはどこへ消えた?』は、アメリカのスペンサー・ジョンソンが1998年に出版した本で、全世界で累計2800万部を超えるベストセラーです。
ある国で2人の小人と2匹のネズミが住んでいて、迷路で食料のためのチーズを探していたところ、大量のチーズを発見しました。
ところがある朝、その大量のチーズが無くなっていました。
ネズミは毎朝、変化に注意していて、チーズが古くなっていたことも知っていたので、特に驚きませんでした。
なので、2匹のネズミは、すぐに新しいチーズを探しに出ます。
2人の小人はチーズが無いことに気づくと、いつも通りチーズがあるものだと思っていただけに、とても驚き、「チーズはどこへ消えた?」と騒いだのです。
しかし、2人の小人はチーズが無くなった原因を調べず、チーズが戻ってくるのを待ち、その場所から動きませんでした。
「チーズはどこへ消えた?」の大事なところは、小人たちが自分たちが馬鹿にしていたネズミたちに負け、逆にネズミたちから学ぶところです。
|
【抽出】
世界的ベストセラー『ザ・ゴール』
イスラエルの物理学者である、エリヤフ・ゴールドラットが1984年に執筆した『ザ・ゴール』は、企業の究極の目的を説いたビジネス書です。
この本は強力なビジネス上の武器となり、米国に不利になる事から、長らく日本での発売は禁止されていました。
主人公のアレックスは、機械メーカーである、ユニコ社の工場の所長に栄転して来ましたが、工場は慢性的に出荷遅れが続き、赤字状態が続いていました。
本社の副本部長から、「3ヵ月でこの工場を立て直せ」と言われ、
それは無理と答えると、「だったら経営会議でこの工場の閉鎖を提案するしかない」と言い渡されます。
工場閉鎖を免れるために、アレックスは改善すべき点を探そうと努力し、偶然出会った恩師から、企業の「目標とは何か?」と問われます。
そして企業の目標とは「お金を儲けること」お金を儲けるとは、つまり利益を上げることだと気が付くのです。
ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か [ エリヤフ・M.ゴールドラット ]
|
【抽出】
ビジネス書『仕事は楽しいかね?』の言葉
アメリカの人気コラムニスト、デイル・ドーテンの著書『仕事は楽しいかね?』は、
ある夜シカゴから飛行機で帰宅する、1人の会社員がいました。しかし、その日は吹雪で、一晩、空港で足止めされます。
そこで偶然出会った老人は、有名な発明家、起業家として、巨万の富を築いた億万長者でした。
その老人からの質問に答えますが、その中で心が揺れる、ドキッとする質問があったのです。それは、「仕事は楽しいかね?」
この質問に、なぜだか、これまで溜めて来た、苦しくて抜け出せない思いを吐き出します。どこの誰ともわからない老人に。
その老人は、ビル・ゲイツのような事業家から、スポーツ選手、演奏家など、様々な成功した人たちの話を出しながら、
とにかく、「試してみることに失敗はない」と訴えたのです。
|
【抽出】
勝間和代『勝間式金持ちになる読書法』
この本は、こんな序文から始まります。「本を読んで、情報強者になる、これがお金の不安を解消し、お金持ちになるいちばんの近道です」
そして、勝間さんは、「読書は現代の錬金術である」と語っています。
国内外で読書量が、年収と相関関係にあると言う分析が、多数報告されてるそうで、
例えば、アメリカの研究データによると、富裕層の88%が、1日30分以上ビジネス書などを読んでいましたが、年収300万円以下の人は、わずか2 %しか読んでいません。
勝間さんは、生まれながらの資産家でない限り、本を読むこと、
つまり読書量の累積が、お金持ちになるための、簡単でいちばん手っ取り早い方法の一つだとしています。
それは、「さまざまな本には、直接的・間接的な、お金持ちになるための方法とそのヒントが含まれているから」と言うのです。
|
【抽出】
『ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言』
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの『ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言』
の本の中には、色々な名言があふれています。例えば、
「弱い人も、組織の中には必要だ」「だめに見える人がいなくなったら、だめなんだよ」と言う言葉があります。
スタジオジブリの中でも、「〇〇は使えないから新しい人に代えたい」と言う声を、何度か聞いたそうです。
そんな時、鈴木さんは「〇〇を辞めさせたら、別の誰かが『使えない人』の候補として注目され始める。君だってどうなるか分からないよ」と話されたそうです。
鈴木さんは、「ジュール・ベルヌの『十五少年漂流記』には、完璧な少年は1人も出て来ない。だから、15人が力を合わせなければ、生き抜いてゆけない。」として、
組織づくりもそれが理想とし、それぞれが、他人とは違った何かを持っていて、1人の落ちこぼれもリストラも出さないとし、
才能ある人ばかりで映画を作るのは不可能で、数人の才能ある人と、誠実にこなしてくれる人の両方が必要だとしています。
|
【抽出】
鈴木敏夫の言葉『ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言』の本
『漫画 バビロン大富豪の教え』
『漫画 バビロン大富豪の教え』の原作本は、100年近く前にアメリカで発行され、近年、日本で漫画化され、注目されています。
古代バビロニアの首都、バビロンで暮らしていた、貧乏な武器屋バンシルは「どうして自分は貧乏なのか?」「どうやったらお金持ちになれるのか?」
その答えを知るために、バビロンで一番の大金持ち、アルカドに聞きに行きます。
アルカドはバンシルの可能性を感じ、金貨を2倍にするまで、バビロンに戻って来てはいけないと言う、厳しい試練を与えます。
そして、黄金を増やす、7つ道具を示します。それは、(1 )収入の十分の一を貯金せよ。(2) 欲望に優先順位をつけよ。(3) 貯えた金に働かせよ。
(4) 危険や天敵から金を堅守せよ。(5) より良きところに住め。(6) 今日から未来の生活に備えよ。(7) 自分こそを最大の資本にせよ。だったのです。
更に「守りたいもの」を持つことが自分を成長させ、お金より大切なことが、人に感謝されるように、一生懸命働くことだと言うのでした。
漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す黄金法則 [ ジョージ・S・クレイソン ]
|
【抽出】
『かばんはハンカチの上に置きなさい』
数年前にベストセラーになった川田修さんの『かばんはハンカチの上に置きなさい』と言う本があります。
川田修さんはプレデンシャル生命、2,000名のトップセールマンです。そんな彼が、日頃やっていたのが、お客さまへ訪問した時、鞄をハンカチの上に置く事だったのです。
外出先では、いろいろな場所に鞄を置きます。電車の中、レストラン、トイレの中かもしれません。
そんな鞄を、お客さまの所に持ち込むのですから、それなりの気配りが必要でしょう。
鞄をハンカチの上に置く光景を見たお客さまは、きっとこう言います。
「そんな事なさら無くても結構です。」でも、お客さまは、その気配りに感動されている筈です。
私たちは、自分のお客さまに、どれだけ配慮をして、どんな感動を与えられているのか、もう一度考えて見ても良いでしょう。
かばんはハンカチの上に置きなさい トップ営業がやっている小さなルール [ 川田修 ]
|
【抽出】
スティーヴン・R・コヴィー『7つの習慣』
スティーヴン・R・コヴィーの『7つの習慣』と言う本は、多くの社長さんたちに、よく読まれている本です。
果たしてどんなものなのか、分かる範囲で、エッセンスだけでも拾って見ました。
著者のスティーヴン・R・コヴィーは、『7つの習慣』を執筆するに際して、アメリカ建国以来発行された、約200年分の「成功」に関する文献を調査したそうです。
その結果、近年の50年分の文献では、コミュニケーションスキルや、ポジティブシンキングなど、上辺だけの、応急処置的なテクニックの解説に終始するものが、殆どであったのに対し、
始めの150年間の文献では、誠意、謙虚、勇気、正義、忍耐、勤勉、節約、黄金律と言った、
不変の原則に基づく、優れた人格の養成を重視している事に、気が付いたと言うのです。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 [ スティーヴン・R.コヴィー ]
|
【抽出】
アドラー『嫌われる勇気』
アドラー心理学を、紹介した本として有名になった『嫌われる勇気』と言う本をご存じですか?
この本は、日本におけるアルフレッド・アドラー心理学の第一人者で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎さんと、ライターの古賀史健さんの共著です。
アドラーは、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための、具体的な方策を提示しています。
人生には色々な苦しみがありますが、そのすべての悩みの原因は、対人関係だとマドラーは言い切るのです。
他の人から認めて貰いたいと言う、承認欲求を充たすために、嫌われないように立ち回る生き方は、不自由極まりない、
その開放のために、嫌われる勇気を持ちなさいと、言っているのです。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]
|
【抽出】
鎌田洋『ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと』
ディズニーリゾートでは、キャストと呼ぶ従業員に、4つのルールを定めています。安全、礼儀正しさ、ショー、効率の4つです。
一例として、清掃員は「カストーディアル」と呼ばれていて、しゃがんで清掃しないことが、ルールになっているそうです。
それは、気分が高揚しているゲストが、しゃがんでいると気づかずに、ぶつかってしまたりして怪我をするのを、未然に防止するためだそうです。
そんな、ディズニーのおもてなしを、教えてくれた本があります。それは、鎌田洋さんの『ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと』シリーズの本です。
彼は1950年宮城県生まれで、商社、ハウスメーカーを経て1982年に開業前の東京ディズニーランドに入社し、教育部門を務め、
CS(顧客満足)と、ES(従業員満足)を目指し、パーク内の清掃の基礎を、築いた人と言われています。
彼はどうしたらキャスト(従業員)が、主体的に働いてくれるのかを考えていました。
そして、ウォールトディズニーが、完全主義者であった事から、妥協しない、掃除の仕方を考えたそうで、それが、ビジネスでもお手本になっているそうです。
|
【抽出】
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』
吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』という本は、1937年(昭和12年)に刊行されました。
昭和12年と言えば、第二次世界大戦が始まる2年前。その本がコミックとして最近出版され、脚光を浴びています。
この本のテーマは、いじめ、貧困、差別などに対して、如何に勇気を持って立ち向かうかを、考えさせられる内容で、主人公のコペル君はおじさんに相談します。
友達がいじめに遭っていて、懲らしめたところ、その兄が仕返しに来て、みんなで暴力に立ち向かおうと誓ったのに、コペル君は、怖くて隠れてしまいます。
そのため、友達たちは傷を負い泣いていました。友達は裏切り者のコペル君を無視し、その事で彼は不登校になってしまいます。
そんな状況を改善したく、おじさんに仲介を頼むと、こう言われました。
「コペル君、いま君は、大きな苦しみを感じている。なぜ、それほど苦しまなければならないのか。それは、君が正しい道に、向かおうとしているからなんだ。」
|
【抽出】
熊谷正寿『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
「一冊の手帳が、人の一生を左右する」と、熊谷正寿さんは、自身の著書『一冊の手帳で夢は必ずかなう』で述べています。
当時21歳だった熊谷正寿さんは、高校を中退し、17歳から父親の仕事を手伝っており、既に妻子がいましたが、
朝から晩まで、仕事に忙殺されている割には、お金も貯まらず、苦しい生活でした。そこで、「人生の夢や目標を決めよう」と思ったのです。
そして、肌身離さず持ち歩くことが可能な「手帳」に、目標を決めて、その目標を可視化させ、潜在意識化させたそうです。
夢を達成するための、「35歳までに自分の会社を設立し、上場させる。」と記しました。
当時、この夢を聞いた周囲の人たちは、当時の熊谷正寿さんの姿と、あまりにかけ離れた夢とのギャップに驚き笑ったそうです。
そんなことは、とうてい出来っこない、と。しかしそれから15年後、彼はGMOを設立し、同社を店頭上場させたのです。それは35歳と1ヵ月後の事だったのです。
一冊の手帳で夢は必ずかなう なりたい自分になるシンプルな方法 [ 熊谷正寿 ]
|
【抽出】
ピーター・F・ドラッカー『マネジメント』
ドラッカーの『マネジメント』と言うと、企業のための、金儲けのハウツー本だと、思われるかもしれません。
しかし、そこには「人間が幸せに生きてゆくため、幸せになるためには何が必要なのか」が、描かれているのです。
分業化された現在社会では、ほとんどの人が、何らかの組織に、属して働いています。
そこでは人々の関心事は、その人が何の仕事をしているのではなく。どこの組織に属しているかが、重要視される社会です。
そこで、ドラッカーは、社会の構成要素である組織に、目を付けたのです。
すべての財とサービスが組織で生み出され、その組織の中で、人々が働いているのであれば、その組織を良いものにすれば、組織の集合体である社会も、良くなるのではないかと。
私たちは、日常の大半を組織の中で過ごしています。だから、その組織の中で、どう過ごしているかによって、幸福感が違って来るのだと思います。
マネジメント 基本と原則 [ ピーター・ファーディナンド・ドラッカー ]
|
【抽出】
ロバート・キヨサキ『金持ち父さん 貧乏父さん』
『金持ち父さん 貧乏父さん』に登場する、2人の父さんは、実存の人物ではありませんが、良く人間性が描き出されています。
金持ち父さんは、幼なじみのマイクの父親で、ビジネスで成功、ラットレースから抜け出し、お金の自由を手に入れた人物で、主人公が目指すべき人物です。
一方、貧乏父さんは、主人公の父親として登場します。大学を卒業後、博士号を取得し、
その後、スタンフォード大学、シカゴ大学など一流の大学で勉強して、教師の仕事をしている勤勉で、実直な人物です。
貧乏父さんは、このような経歴にも関わらず、お金の面では、いつも請求書の計算に、明け暮れる日々を送っています。
「朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う。また、朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う。」このような、文章がたびたび登場します。
この本は、そんなラットレースから抜け出す方法を、解いているのです。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・キヨサキ ]
|
「朝礼ネタ困る。朝の一言はビジネス書の話題で。例文公開中!」への1件のフィードバック
コメントは停止中です。