お金持ちのヒントになる、世界の偉人のお金の名言・格言集。




お金持ちのヒントになる、世界の偉人のお金の名言

多くのお金持ちや、偉人たちは、お金に対してどんな思いを持っているのでしょう。

お金は、人生で欠かせないものですが、誰もが同じように、その富を得ることは出来ません。

お金を稼ぐために、いくら努力しても、報われないこともある一方で、一代で巨万の富を築く人がいるのです。

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お金持ちになるのに必要なものは?その方法・特徴・習慣は。



彼らの言葉の中に、その秘訣が隠されているかもしれません。

《 目次 13選。》


厚切りジェイソン流お金の増やし方。

ロバート・キヨサキ損をするのが怖い

マーガレット・サッチャーは鉄の女。

ピーター・F・ドラッカーの名言

デール・カーネギー好運を見逃すな

ベートーヴェン処女作は最高の作品。

ユダヤの格言。金持ちの後ろに並び…

投資の神様、ウォーレン・バフェット

チャールズダーウィン生き残るのは…

スティーブ・ジョブズ同じTシャツを

矢沢永吉の「矢沢の2秒」

小林一三 宝塚歌劇団を作った男。

柳井正の実行しなければ時間のムダ。



「why!なぜ投資をはじめないの!?」

ジェイソンさん1986年生まれでアメリカ・ミシガン州出身。現在36歳で、奥さんと3人の娘の5人家族です。

2022年のベストセラーの上位になったのが、ジェイソンさんの『ジェイソン流お金の増やし方』です。

ジェイソンさんが言う、「why!なぜ投資をはじめないの!?」と言う言葉が、

尻込みしてしまいがちな投資への第一歩を、明るくポジティブに後押しして呉れます。

彼はIT企業テラスカイの役員と、ワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人の二刀流で活躍していて、

15年間の投資経験で、35歳で5人家族を養えるほどの、投資運用での不労所得があり、

家族を養える経済的自立(FIRE)を達成しています。

この経済的自立と言うのは、ジェイソンさんが作り上げた資産から生み出す利益や配当金だけで、

家族が安心して、暮らしてゆける資産を手に入れたことを意味します。

彼はその方法については、「そんなに資産を増やすなんて、きっと難しいことをしてたんじゃないかと思うけれど」

それは、「コツコツお金を入れて、あとは待つだけ」と明かしています。

だから、「毎朝株価をチャックしたり、景気に怯えることは一切ないよ」としています。

そんなジェイソンさんの、投資術を知りたくありませんか?

でもジェイソンさんは、この投資方法を多くの人たちに公開して来たそうですが、

実行して人は、ほんの一握りの人だったとも述べています。

ジェイソン流 お金の増やし方 [ 厚切りジェイソン ]

【抽出】

厚切りジェイソンのジェイソン流お金の増やし方』の極意。


人は損をするのが怖くて、そのために損をする。


ロバート・キヨサキ
(1947年4月8日生まれ・アメリカ)  ロバート・キヨサキと言えば著書『金持ち父さん 貧乏父さん』で、日本でもベストセラーになりました。

この本は、世界51ヵ国語に翻訳され、日本で300万部、全世界で2800万部も、発行されているのです。

彼は1947年、アメリカのハワイ州生まれの、日系四世(日本名・清崎徹)で、実業家であり投資家です。

多くの「金持ち父さん 貧乏父さん」シリーズで、投資をして”お金に働かせる”ことで、

ラットレースから抜け出し、経済的自由を手に入れる方法を伝えています。

「投資はしてみたいが、なんだか怖そう」こうして、多くの人たちは、投資に躊躇してします。

何故、躊躇するのでしょうか?

それは、投資の世界が分からなくて、経済の勉強をするのが、面倒くさそうと思うからでしょう。

買った会社の株が下がって損はしたくない。でも、そうしている間にも、投資のチャンスを、失っている可能性があるのです。

後から振り返って、何であの時、あの株を買わなかったんだろうと思っても、後の祭りかもしれません。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・キヨサキ ]

 

【抽出】

『金持ち父さん 貧乏父さん』まとめ。経済的自由を得る方法。



お金持ちを貧乏にしても、貧乏な人はお金持ちになりません。


マーガレット・サッチャー
(1925~2013・イギリス) イギリス初の女性首相。タカ派の論客で「鉄の女」の異名を持っていました。

サッチャーが「鉄の女」と呼ばれるきっかけは、ソ連の国防省機関紙に掲載された、軍事ジャーナリストの論文でした。

1979年1月24日に掲載されたその論文のなかで、サッチャーの人柄を「ジェレズナヤ・ダマ」と例え、

それをイギリスの週刊新聞が、翌日の記事で「アイロン・レディー」と翻訳したからです。

フォークランド紛争では、イギリス軍に256人の犠牲者を出しながらも、アルゼンチンからフォークランド諸島を奪還します。

この時「人命に代えてでも、我が英国領土を守らなければならない」と発言しました。

彼女が唱えた、サッチャーリズムは、イギリス経済再生のため、首相在任中(1979~90)に打ち出した社会・経済政策の総称です。

イギリスの、高福祉の社会保障政策「ゆりかごから墓場まで」は、大きな負担を強いられていました。

小さな政府を追求し、国有企業が行っていた、水道、電気、ガス、通信、鉄道、航空などの事業民営化、

金融・証券改革など、政府規制の緩和、労働活動の制限などを推し進めて、イギリス病から国を立ち直らせたのです。

マーガレット・サッチャー 政治を変えた「鉄の女」 (新潮選書) [ 冨田 浩司 ]



失敗者が何をして失敗したかよりも、成功者が何をして成功したかを学びなさい。「出来ないこと」ではなく、「出来ること」に集中しなさい。


ピーター・F・ドラッカー
(1909~2005・オーストリア) ドイツ系ユダヤ人。

イギリスを経てアメリカへ移住。経営学の第一人者として、彼の著作は日本でも、高い人気を誇っています。

代表作の『マネジメント』は、今も多くに人に読まれいる経済書だと思いますが、

マネジメントと言うと、企業のための、金儲けのハウツー本だと、思われるかもしれません。

しかし、そこには「人間が幸せに生きてゆくため、幸せになるためには何が必要なのか」が、描かれているのです。

現代では殆どの人が、何らかの組織に属しています。そして、その組織とは、どのような組織に、属しているかでは無く、

どこの組織に属しているか、つまり、どこの会社に勤めているかが、重要になっている社会なのです。

だから、望む会社に属するために、子供の頃からより良い学校への進学を目指し、

就職では、どこの会社に属したら、将来の自分にとって、価値があり、安心でいられるかを選択しています。

ドラッカーは、すべての財とサービスが、組織から生み出されているとすれば、

多くの人が働いている、その組織を良くすれば、組織の集合体である社会も、いずれ良くなるという考えを、持っていたのです。

マネジメント 基本と原則 [ ピーター・ファーディナンド・ドラッカー ]

【抽出】

ドラッカーは『マネジメント』で、幸せの方法を示している。



好運は毎月やってくる。だが、これを迎える準備ができていなければ、ほとんど見過ごしてしまう。今月こそ好運を見逃すな。


デール・カーネギー
(1888~1955・アメリカ) 作家。ミズーリ州の貧しい農家に生まれました。

講演会の講師としてスキルを磨き、大ベストセラー『人を動かす』を出版します。

鉄鋼王「アンドリュー・カーネギー」とも親交がありましたが、偶然名字が同じだけで、親戚関係にはありません。

『人を動かす』は、デール・カーネギーのビジネス本ですが、

まさに不朽の名作と呼ぶに相応しく、現在に至るまで、世界中で読み継がれています。

『人を動かす』と言うタイトルの通り、この本は、人を動かすことの本質(つまりマネジメントの本質)についてまとめられた本です。

様々な物語を通して「人を動かす」ことのエッセンスに触れ、どのように、人と関わっていくべきかを示しています。

例えば、「人を動かす3原則」として、

「批判も非難もせず、苦情も言わない」「率直で、誠実な評価を与える」「強い欲求を起こさせる」としています。

チャンスは自分の身近な所にあるようなのですが、自分にそれを見抜く力が無ければ、そのチャンスを生かすことは出来ません。

常に、自分の資質を高め、知識と情報を持つ事で、好運は近づくと言っているのです。

人を動かす文庫版 [ デール・カーネギー ]



名声を得た芸術家は、そのことにより落ち着きを失う。それ故、処女作がしばしば最高の作品となる。


べートーヴェン
(1770~1823・ドイツ) モーツアルトと並び、歴史上の作曲家の中で、最も高い評価をされています。

耳が聞こえなくなったハンデを乗り越え、「運命」「第九」などの名曲を書き上げたのです。

ちなみに、CDの記録時間が74分と決められたのは、第九の演奏時間と”ほぼ同じ”だからだそうです。

日本で「第九」の演奏が年末の定番になったのには、理由があると言われます。

1つは、オーケストラの「書き入れ時」が定着したと言う説です。

第二次世界大戦後の混乱期に、NHK交響楽団の前身・日本交響楽団の第九公演が、大当たりしたこと、

それに加えて、アマチュア合唱団の活動が各地で盛んになり、

合唱団の家族や知人がチケットを購入するなど、収益が安定していたことだそうです。

もう1つは、第二次世界大戦の学徒出陣壮行会で、演奏されたことに由来するという説です。

昭和18(1943)年12月、卒業を繰り上げて、戦地へ赴く学徒たちの壮行会で演奏されたのが、第九の「歓喜の歌」でした。

そして戦後、生還した学生たちが亡くなった仲間の追悼のため、

12月に再び第九を演奏したと言います。この事から定着した、というのがもう1つの説なのです。

ベートーヴェンは凄い! [ 三枝 成彰 ]

知識ゼロですが、つみたてNISAとiDeCoをはじめたいです。 [ 横山光昭 ]



たとえ「貧乏」でも、金持ちの一番後ろの列に並びなさい



ユダヤの格言

長い人生のひと時である現在、お金を持っていなくても、それはただ、運がないだけです。

しかし、高い意識や誇りまで、捨てたら一生貧乏で終わります。

常に金持ちの後ろ姿を見て、高い意識や誇りを、忘れないようにしなくてはいけないという教えです。


自分より賢い者に負ける方が、自分より愚かな者に勝つよりも得である。

ユダヤの格言


一度に「海」を作ろうと思ってはならない。まず 「小川」から作らねばならない。

ユダヤの格言


金持ちになる方法は一つある。明日やる仕事を今日やり、今日食べるものを明日食べること。

ユダヤの格言

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 [ 本田健 ]



最高のCEOと呼ばれる人は、会社の経営が大好きで、財界人の円卓会議や、オーガスタでゴルフをすることなど望まないものです。


ウォーレン・バフェット
(1930年8月30日生まれ・アメリカ) 米バークシャー・ハサウェイの会長兼SEO。世界で最も成功した投資家と言われています。

投資の神様と言われるウォーレン・バフェットは、

ネブラスカ州で出生し、1958年に地元オハマ郊外に、3万ドル(約320万円)で購入した家に、今も住み続け株取引をしています。

ウォーレン・バフェットは、成長性のある会社に目を付け、その会社に長期投資をし、莫大な資産を、手に入れて来ました。

明るく謙虚な人柄から、尊敬の念を込め「オハマの賢人」と呼ばれています。

彼はアルバイトで作った資金を元手に、たった一代で資産を築き上げたのでした。

株の世界で、常に勝ち続けるのは至難の業です。でも。彼はそんな株の世界で、勝ち続けているのです。

彼は、誰もが知っているコカ・コーラなど、アメリカを代表する企業の株を長く保有する事で、莫大な資産を手に入れて来ました。

また、自分が分からない分野の企業には手を出さないとして、

IT関連株には手を出さず、その後に起きた、ITバブル崩壊の影響を受けなかった話は有名です。

そんなことから、世界中の投資家たちが、彼の買った銘柄を、彼の投資法を、知りたがっているのです。

スノーボール 上 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫) [ アリス・シュローダー ]

マンガでわかる バフェットの投資術 株式史上、もっとも成功した投資家の投資術 [ 濱本明 ]

【抽出】

投資の神様バフェットの、大富豪へ成功する投資術とは?



最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が残るのでもない。唯一生き残るのは変化する者である。


チャールズ・ダーウィン
(1809~1882・イギリス) ガラパゴス諸島に生息する生物の観察により、

地球上のすべての種は、同じ起源を持つと言う、共通起源説を唱えた『種の起源』は有名です。

この言葉は、ある首相が行った国会演説の一節で、

構造改革を象徴する、「改革なくして成長なし」を、印象づける文脈で用いられたようなのです。

このフレーズの一節は、ダーウィンが残した言葉として、改革好きの経営者や、政治家、学者、メディア等で、好んで引用されています。

実はこれは、ダーウィンの言葉ではないらしいのです。科学史家の調査によれば、

これは元々1960年代に米国の経営学者レオン・メギンソンが、ダーウィンの考えを独自に解釈して、論文中に記した言葉でした。

それを他者が引用を重ねるうちに、少しずつ変化して、

最後にダーウィンの言葉として、誤って伝えられるに至ったものだそうです。

でも、妙に説得させられる言葉で、心に残ります。

どんなに大きな企業であって、どんなに優秀な人がいたとしても、時代の潮流を見抜けなければ、

時代の変化に対応出来ず、軌道修正や、衰退は免れないのかもしれません。

若い読者のための『種の起源』 [ チャールズ・ダーウィン ]



「お金が目当て」で会社を始め成功させた人を、私は今まで見たことがない。


スティーブ・ジョブズ
(1955~2011・アメリカ) 米アップル社の創業者の一人。

自宅のガレージからスタートしたアップル社を、シリコンバレーを代表する大企業へと、成長させました。

パソコン時代の到来を予期し、パーソナルコンピューターを普及させた功績は大きく、

ビルゲイツとは友人であり良きライバルでした。

ジョブズは、シリア人政治学者の父と、米国人大学院生ジョアンとの間に生まれましたが、ジョアンの父が二人の結婚を認めず、

誕生前から養子に出すことが決められ、スティーブはジョブズ夫妻に引き取られ、育てられたのでした。

その後、生母と再会するのは30歳の時で、その時、自分に妹がいる事を知ったのです。

ジョブズの逸話として有名なのが、毎日同じTシャツしか着ないと言うことでした。

これは、オバマ前大統領も習慣にしていて、「決断」を減らすための施策のようです。

更に、Facebookの経営者マーク・ザッカーバーグも、毎日同じTシャツしか着ないと言います。

マーク・ザッカーバーグは、全く同じTシャツを20枚持っていると言われています。

最後にもう一つ、スティーブ・ジョブズの名言を。


アップルがやらないと、どこもやらない。だから僕はここにいるんだ。

スティーブ・ジョブズ全発言 世界を動かした142の言葉 (PHPビジネス新書) [ 桑原晃弥 ]

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フォーブス誌2020大富豪ランキング!世界一のお金持ちは誰?



お前がどんだけ良い大学入って、どんだけ良い会社に就職しても、お前が一生かかって稼ぐ額は「矢沢の2秒」。


矢沢永吉
(1949年9月14日生まれ・広島県) 日本を代表するロックミュージシャン。

ビートルズに憧れて、ギター片手に上京しました。彼の自伝『成り上がり』に、共感する熱狂的な矢沢信者も多いのです。

幼い頃、母親が家を出て、父は原爆後遺症で早逝したため、幼少期は親戚中をたらい回しにされます。

その後は祖母に育てられ、貧しい少年時代を過ごしたのです。

近所の裕福な子供に、屈辱を受けるなどの経験から「BIGになる」との思いが芽生えたと言います。

中学時代に聴いた、ザ・ビートルズでロックに目覚め、スターになることを夢見るようになったのです。


成りあがり。

大好きだね、この言葉。

素晴らしいじゃないか。

こんな、何もかもが確立されきったような世の中で、成りあがりなんて・・・

せめて、やってみろって言いたいよ。

成りあがり 矢沢永吉激論集 How to be big 新装版/矢沢永吉【3000円以上送料無料】



金がないからなにもできないという人間は、金があってもなにもできない人間である


小林一三(1873~1957)

阪急電鉄をはじめとする、阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)の創業者。

鉄道を中心とした都市開発(不動産事業)、流通事業(百貨店、スーパーなど)、観光事業などを一体的に進め相乗効果を上げる私鉄経営モデルの原型を独自に作り上げ、

後に全国の大手私鉄や民営化したJRが、この小林一三モデルを採用し、日本の鉄道会社の経営手法に、大きな影響を与えました。

小林一三は、今の時代一番有名なのが、宝塚歌劇団を作った人と言うことでしょうか。

山梨県韮崎市の商家の生まれで、福沢諭吉が塾長だった、慶応義塾大学に進み、三井銀行(現、三井住友銀行)に就職しました。

その後、電鉄事業の将来性が有望と感じ、箕面有馬電気軌道に転身し、専務となります。

「乗客は電車が創造する」として、沿線開発に商機を見い出し、鉄道と沿線開発をマッチングさせ、事業を躍進させたのでした。

小林一三のこの名言は、いくつもの困難な事を乗り越えて来た、事業家の言葉でしょう。

何かを言い訳にして、出来ない事を正当化している人を、一刀両断しているような言葉なのです。

小林一三 天才実業家と言われた男 (ロング新書) [ 小堺昭三 ]

 

【抽出】
宝塚歌劇団や阪急電鉄の創設者小林一三のお金の名言。




どれだけ良いアイデアがあっても、実行しなければ成功もしないし失敗もしない。それは時間のムダでしかないでしょう。



柳井正(やない ただし)
(1949年2月7日生まれ・山口県) ユニクロを中心とする持ち株会社「ファーストリテイリング」の創立者。

24歳で父の経営していた「メンズショップ小郡商事」現:ファーストリテイリング)へ入社しました。

当時の小郡商事は紳士服を主に販売していました。

小郡商事従業員は、それまで柳井正が大学卒業後に勤めていた、ジャスコの従業員と比べて、効率が悪く真面目に働いていないと感じたので、

柳井正さんは思ったことをはっきりと言ったそうです。すると、その後、従業員がみんな辞めてしまいました。

柳井正さんは、当時を振り返り、色々言いすぎてしまい、現場の人間の気持ちまで、考えてあげられなかったと反省しています。

従業員が辞めてしまったことで、仕入れ・販売・経理・人事などの業務を、全てを一人でやらないといけない状況になりました。

最初は「すべて一人で行って、経営していくなんて無理だ」と思っていた柳井正さんですが、

実際やってみると案外楽しくなり、徐々に経営者としての自覚が芽生えました。

経営の面白さに目覚めた柳井さんは、朝から晩まで無我夢中で働きました。

父から会社の実印も渡されていたので、何とか父親の店を潰さないようにと必死でした。

一日中働いたあと、家に帰ってからも仕事をしていて、食事の時間以外はすべて仕事をしていたそうです。

そんな中、洋服の青山やアオキなど、郊外型紳士服店が徐々に業績を拡大するようになります。

後発を避けるため、柳井さんは日常的でカジュアルな衣装に着目しました。

良いものを安価で販売すれば品物はきっと売れると考え、

カジュアルで低価格な衣類の販売店の、全国展開を目指すようになったのです。

カジュアルなら、紳士服のように接客を必要とせず、品物が良ければ売れる点が、自分の性格に合っていると考えたからでした。

そうして、現在のファーストリテイリングは、売上高8,288億円(2020年8月)、経常利益 1,094億円、純利益 763億円、

総資産 5,126億円、従業員 52,839人(2018年8月)と言う、巨大企業に成長したのです。

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